ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[北野天満宮」の「北野祭」の還幸祭。花傘、獅子、牛車、お稚児さんなどの行列が続きます。

2023-10-06 | 祭事・神事・風習
10月4日の夕方、ミモロは、「北野天満宮」の還幸祭へ。
「行列、ここで待とう~」と、上七軒の芸妓さんや舞妓さんのそばへ。


「あ、行列来たみたい~」


「北野祭」は、「北野天満宮」の祭礼で、平安時代から続く祭りですが、さまざまな戦乱などで中断し、近年は、本殿の神事のみが行われていました。平成26年に古儀に基づく祭りを復興させようと「北野祭保存会」が結成され、有志を中心にボランティアの人たちで、令和になってから、行列など、少しづつ再興されているのです。


祭りの行列には、たくさんの人の参加が必要。今年も、150人を超す人たちが集い行列を行いました。

「あ、花傘だ~」

「あの~入れて~」とミモロ。おめでたい花傘に入ると、いいことがあるような気がしたよう。

「お、ミモロちゃん、はい、こっちね~」と、傘の下に、「北野祭保存会」の井上会長が導いてくれました。

芸妓さんたちの前を通って、花傘は、ゴールの「北野天満宮」に向けて、元気よく担がれいきました。

「ホイット~ホイット~」という掛け声と共に…

「あの掛け声って、お神輿担ぐときにするよね~早くお神輿できるといいね~」と。
そう、神輿の復興を願い「北野神輿会」も発足。2026年を目標に、神輿が作られるのだとか。
「そうなると、北野祭、もっと賑やかになるね~」。その時が楽しみです。

「お獅子に頭を噛んでもらうと、頭がよくなるんですよ~」と、ミモロのそばにいらしたご高齢の方に言われ、
「あの~ミモロの頭、噛んでください~。少し強めにね~」と頭を差し出します。

「こんな感じでいいですか?」「う~もう少し強く…」とミモロ。
強ければ、もっと頭が良くなるわけではありませんよ~

行列は、まだまだ続きます。

「可愛い~お稚児さんたちだ~ミモロもお稚児さんになりたいなぁ~」と。
ずっと歩き続けたお稚児さん。よく頑張りました。もう少し~


牛車と黒い牛も続きます。
 

そして、楽人たちが、笛や笙を奏でながら進んできました。


いよいよ行列も大詰め。目指す「北野天満宮」は、もう見えています。


本殿へ進む行列。

「あ、黒毛和牛さんは行かないの?」と尋ねます。

「モウここで~」とお返事を…。

行列が天満宮に戻ると、ミモロのママたちは、急いで行列参加者が着替える場所へ。
そこで、着ていた装束を回収し、クリーニングのための分類を行うのです。
参加者の高校生や大学生などから、装束をはぎ取るように、次々回収。ジト~と汗ばんだ装束ばかりで、行列の大変さが伝わってきます。

ミモロ、ウロウロしてると、装束に押しつぶされて、クリーニングの袋に入れられちゃうわよ~。
「え~そんな~」そばのバッグでジッと作業を見守ることに…。

「はい、お疲れ様でした~」とミモロとママをボランティアに誘ってくださった「北野祭保存会」の方々。


ボランティアの人たちは、天満宮の「直会」へ。

祭りが無事に納められたことを祝います。

「なんか初めての経験ばかりだったね~」と宵闇迫る境内を後にしたミモロです。


「北野祭保存会」では、「北野祭」の行列に参加する人(男性)を募集しています。
京都の町を、祭り装束で歩いてみませんか?観光だけでなく、地元の祭りに参加することで、より深く京都に触れる経験になります。10月1日・4日の朝9時~17時ごろ。どちらかの日にちのみの参加でも歓迎!
参加者には、記念品と宮弁当が渡されます。

京都旅行の目的のひとつに加えてはいかがでしょうか?

お問い合わせは、「北野祭保存会」会長 井上  090-5906-3033 または info@kitanosai.jp まで、気軽にお問い合わせください。


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