「今年も剣鉾の差し上げ見られる~うれしいなぁ~」とミモロは、10月9日のお昼前に「粟田神社」にやってきました。
剣鉾は、神輿渡御の前に、氏子町を清める役割を担っているもの。
長い竿の上に金色の錺金物が装飾された剣が設置され、その下についた鈴が、竿に当たり、涼やかな音を響かせます。
錺金物には、葵、獅子、松などが彫られて、「どれも見事だね~」と、見惚れるミモロです。
すでに15世紀には、祭りに登場していたとか…。
「あ、そろそろ出発の時間だね~」
剣鉾が、神輿のそばへと運ばれます。
ミモロは、京都に暮らして、初めて剣鉾の存在を知りました。「カッコいい!」と剣鉾を空高く差し上げる姿に、すっかり魅了されてしまったのです。以来、剣鉾を見に、いろいろなお祭りに行って、差し上げをする方々とも顔なじみ。
「今年もミモロちゃん、見に来たんですね~」と、優しい笑顔で迎えてくださる皆さん。
ミモロも剣鉾の差し上げの方々をマネて、染めの装束を作りました。
境内に運ばれた剣鉾…さぁ、いよいよ「粟田祭」の神事が始まります。
境内には、神事に列席する方々が揃いました。
社殿の前の神輿に鎮座する神輿。紅葉前の緑色の楓が、そっと寄り添っています。
「粟田神社」の佐々貴宮司様などが、次々に神事を…
祝詞の奏上や榊の奉納などが進みます。
神輿会や氏子町の役員の方々が神輿の前に進み榊を奉納。剣鉾を代表して荒井さんが神輿の前に…
それに合わせて、剣鉾の差し手のみなさんが、参拝。ミモロも一緒に…
神事が滞りなく納められて、いよいよ剣鉾が氏子町へと向かいます。
「わ~剣鉾が差し上げられた~」
空に向かって、鋭い剣先を差し上げ、鈴の音が境内に響きます。
「この剣鉾の鈴を鳴らすのって大変なんだよ~技術がいるんだ~」
境内に鈴の音が響くたびに、周囲の参拝者から拍手が起こります。
京都各所の神社では、近年、剣鉾が祭りに復活。そのため差し手の育成が求められています。
神輿のようにみんなの力を合わせるものと異なり、剣鉾は数人が1チームとなり、交代しながら差し上げ、個人の力量が求められるのです。「練習しないとできないんだよね~」そう、大きく響く鈴を鳴らすには、強い足腰と独特のタイミングが必須。
「ミモロちゃん、行ってきま~す」と。差し手の方々…
「がんばってね~。ミモロももっと大きかったら、絶対差し手になるんだけどなぁ~」
若手の指導に当たるベテランの方、またまだ数少ない女性の差し手の方、ミモロの憧れの存在です。
剣鉾は、氏子町を巡行し、夕方には、再び神社へと戻ります。
「さぁ、次は神輿の出発だね!」
白い神輿装束の方々が、バ~と神輿を取り囲みます。
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