「すごすぎる~!」と、ミモロが、言葉なく見上げるのは、東京目黒の「ホテル雅叙園東京」の宴会場の天井です。
夏休みのはじめ、ミモロは東京に出かけました。その時、立ち寄ったのがここ。
JR山手線「目黒駅」から、徒歩10分。目黒川沿いに建つ全60室のオールスイートルームのホテルです。
そもそもこのホテルの前身は、北京料理の高級店でした。昭和3年創業者の細川力蔵が、芝浦の自宅を改築し、昭和6年から料亭を始めたことから…。この料亭は、日本初の総合結婚式場ともいわれます。
創業当時から、館内は、見事な日本美術品などが飾られ、建物自体も宮大工が技を凝らしたもので、その芸術性は高く評価され、「昭和の竜宮城」と言われていたほど。
建物の老朽化により、大規模改修工事が行われ、戦前からのケヤキ材で作られた木造建造物「百段階段」や館内の宴会場、座敷棟などは、東京都の有形文化財に指定されています。
「昔、ミモロのママの親戚のお姉さんたちが、ここで結婚式挙げたこともあったんだって~」とミモロ。
「中華料理も美味しかったって…」と。実は、ここは、現在は一般的になっている中華料理のターンテーブルを考案した料理店と言われ、それが中国本土にも伝わったのだそう。「え~あのターンテーブルって日本生まれだったんだ~」と驚きます。
1991年に総工事費850億円を投入。モダンでラグジュアリーなホテルになりましたが、それまで経営を担っていた創業者一族の運営会社は、2002年に経営破綻。その後、外資系ファンドに買収。その後もいろいろあって…現在は、ワタベウェディングの完全子会社となっています。
またオフィスビルである高層タワー「アルコタワー」には、現在アマゾンジャパンなど外資系企業が多数入居しています。
「いろんな歴史を経たところなんだね~」とミモロ。
では、現在のホテルのパブリックスペースを見てゆきましょう。
「わ~なんか美術館にいるみたい~」と言いながら、ロビーからレストランエリアへ進みます。
途中の壁面には、江戸情緒あふれる絵が次々に…
広いスペースに展開される江戸文化。
「京都とは趣が違う…」と。やはり京都は、平安や安土桃山時代などの文化芸術が主流。徳川幕府の時代、花開いた江戸文化には、京都にはないその時代の人々の勢いを感じます。
大きな屋根ですっぽり覆われた中庭は、どんな天候でも快適に過ごせるスペース。そこには、カフェラウンジなどが…。
「あれ?茅葺屋根の建物がある…」
そこは、日本料理「渡風亭」で、日本伝統の設えの個室で味わえるのだそう。
「あの~もっと、いろんな絵が見られるところありませんか?」とミモロは、ホテルのスタッフに伺いました。
「それなら、エスカレーターで上がって、宴会場の入口から少し見えますよ」と言われ、上の階へ。
途中にも艶やかな絵画が次々に登場します。
そして宴会場の入口へ。ここから先は、お客様以外入れないので、ミモロはそこから中を覗きました。
「うわ~凄い迫力!京都の格天井より凄い!」と、床以外、あらゆる方向に絵がびっしり。
「なんか異空間って感じ~」と驚くミモロでした。
「あ、もう待ち合わせの時間になっちゃう。ここから移動しなくちゃ~」と慌てるミモロですが、その前にトイレへ。
「え~と女性用はこっちかな?」とミモロは女の子なのでレディースへ。
トイレの表示もアートです。
さて、内部は、ここがトイレかと思うほどの設え。
個室の離れやのようにトイレがあります。ゆったりとしたスペースのトイレは、和服で訪れた人にも好評。
そこにも個性的な室内装飾が…。
「う~凄い!」とミモロが驚いたのは、トイレのドア。
まるで朱塗りのようなドアで、そこには螺鈿の装飾が施されていました。
「今度、ゆっくりランチしたいね~」というミモロです。この日は残念ながらこれ以上ここに滞在できませんでした。
「外国人観光客の人、喜ぶね~日本人でもびっくりする迫力だもの…」とミモロ。
いつもは浴衣姿が目立つミモロも、ここではあまり目立ちませんでした。
*「ホテル雅叙園東京」の詳しい情報はホームページで
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