「今年は7月10までだって~よかった間に合って~」とミモロが訪れたのは、京都「千本ゑんま堂 引接寺」です。
この日は、毎年夏の七夕の時期に行われる「梶の葉祈願」の最終日。
「梶の葉祈願」というのは、笹に短冊を下げて祈願する今も行われる七夕より以前に行われた七夕行事で、梶の葉に墨で恋歌を書き、たらいに浮かべ月を映すと、恋が成就すると伝えられたもの。「千本ゑんま堂」では、この古式ゆかしい七夕行事を今も行い、恋成就だけでなく、夏の厄払いなどの祈願をしています。
今年は、7月1日から10日まで、夜の18時から、事前申し込みをした参加者限定(2500円)で、ゑんま堂にて特別祈願が行われました。
「梶の葉祈願」と共に、夏の夜を心静かに過ごすよう併せて「香を楽しむ会」も開催されます。
本堂には、いくつもの風鈴が下がり、夜風に揺られ、涼やかな音を響かせます。19時に特別御開帳がされる本堂…そこには、大きな閻魔像がおいでになり、青と赤の光に照らされ迫力満点。
「19時って、閻魔様のアシスタントをしている小野篁が、出勤する時間なんだって…」と聞いたミモロは、その時間を楽しみに待つことに…。
夜間特別祈願、ご本尊の御開帳、お香を楽しむひとときなどを併せて「風祭り」と呼ばれています。
「ミモロちゃん、ようこそ~また会えてうれしいですね~浴衣着てきてくれたんですね~」と庵主さま。
「はい、本当にまた来れてうれしい~」と、久しぶりにお目にかかれ、嬉しさを隠し切れないミモロなのでした。
さて、18時にお寺に到着したミモロは、まず受付を済ませます。御志納として2500円を納め、祈願する言葉を書く梶の葉などを受け取ります。
「これに、名前やお願いごとを書くんだよ~」
境内の一角に育つ梶の葉…昔の短冊です。
紙にも梶の葉と同じように名前とお願い事を記入します。
この梶の葉は、吊るして1日経つと、乾燥し丸まって中に書かれたお願いごとが人に見られることがありません。
最近は、絵馬にもシールを貼って、他の人に祈願する内容などがわからないようにする神社も増えていますが、「これって、すごいアイディア…昔の人って大したもんだね~」と感心しきりのミモロです。
さぁ、そろそろ「風祭り」が始まります。
本堂で、まずは、「梶の葉祈願」や「千本ゑんま堂」などの京都案内をインコの烏丸君がしてくれました。
一番前で、じっとお話に聞き入るミモロ。
京都案内の後は、テーマソングも披露。ミモロ達は拍手しながら楽しみました。
「いろんなこと知ってるインコだね~」
いよいよ本堂の閻魔様の前に進みます。その前に、お香で身を清めます。
「はい、手にとって…」
赤いライトに照らされた閻魔様のお顔を本当に迫力満点。「怖いけど…本当はやさしいんだよね~」と、最初は怖がっていたミモロですが、何度もお目にかかるたびに、怖いお顔の中に優しさを感じられるようになったようです。
庵主様の御祈祷の後、梶の葉を外に吊るします。
ミモロの願い事が叶いますように…。
さぁ、次は、お香を楽しむひとときへ
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