「今年も頂きに上がりました!」とミモロが毎年、お正月の三が日の内に参拝するのが、五条通の北側にある「六波羅蜜寺」。
ミモロが手にしているのは、ここで3ヶ日に参拝者に授与される「弁財天吉祥福徳稲穂」です。
先着2000名に弁財天さまのお堂で無料で授与。金運・財運などにご利益があるありがたい稲穂です。
(お飾りは、いろいろな種類の中から選び取付ます。各500円)
今年は、観光客も急増しているため、大勢の参拝者が訪れ…稲穂を頂くまでに、時間によっては、20分待ちだったとか。
ミモロが到着したのは、「箱根駅伝」の往路を見終わってから…振袖と日本髪などを纏う時間も含め、15時頃に到着しました。
すでに弁財天のお堂の前には、10人ほどの人が並んでいます。順番を待つこと3分ほど。
「明けましておめでとうございます!」と、ミモロは、お堂の僧侶のみなさんにご挨拶。
「ミモロちゃん、そろそろ来る頃だと思ってました…今年もどうぞよろしくお願いします。はい、これどうぞ~」と福徳稲穂を。
「今年も、こちらへどうぞ~」と促され、ミモロは、新しいお堂の中へ進みます。
ここに入れるのは、特別なこと…。
昨年、改修工事がなされ、新しくなった弁財天のお堂です。清々しい気に満たされています。
吉祥文様が施された格天井。
祭壇の壁面にも、宝尽くしの吉祥文様が…
「ミモロちゃんの振袖にも、たくさん吉祥文様がありますね~。その着物、初めてみました」とおっしゃる若住職。
「これね、ミモロの好きなものデザインしていただいたの、友禅作家さんに作っていただいたんだよ。すごいでしょ!」と自慢します。着物の模様は、小判などがちりばめられた宝尽くしです。伝統工芸士さんたちが、金彩や刺繡を施してくださった、本友禅の振袖。こんな着物をもっているネコは、ミモロ以外にいないことでしょう。(ママももってないって~)
今年は、舞妓さんのイメージで揃えました。帯は、西陣織のだらりの帯です。「日本髪の鬘と帯が重い…」とこの姿だと、身動きができないミモロです。
「都の七福神めぐり」でも知られる弁財天さま。金色に輝くまばゆいお姿にありがたさもいっそう。
ミモロは、特別に弁財天さまのおそばへ。ここに立てるのは、ミモロだけ!いつも緊張する様子…。
新しいお堂に合わせ、内部の祭具も新しくなさったそう。
「弁財天さまも喜んでいらっしゃるね~」とミモロ。いっそう輝きを増したお堂です。
「はい、今年も、パワーチャージしましたら、安心して活躍してくださいね!」と若住職さま。
「は~い!がんばりま~す!」と、気持ちを引き締めるミモロです。
福徳稲穂を頂いて、そこにお飾りをプラスした今年のミモロの福徳稲穂。
それをもって、境内の奥へ。そこでは、「皇服茶(大福茶)」を頂戴します。
昆布と梅干が入ったちょっと塩味がするお茶…「これを頂くと、無病息災なんだよね~」と。
昨年より大勢の人で賑わう境内…マスク着用が求められています。(ミモロは、日本髪の鬘でマスクができませんでした、あしからず)
お札を胸に入れて、「さぁ、お正月のご挨拶に行こう~」と。
ミモロは、清水寺の方向へと観光客の間をぬって、進みます。
今年は、本格的に海外からの観光客が戻ってくることが予想される京都。すでに多くの外国人観光客の姿が…。
「どうぞ、今年もみんなが笑顔になるような年になりますように~」と福徳稲穂に願いを込めるミモロです。
*「六波羅蜜寺」の詳しい情報はホームページで
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