「これ今一番タイムリーなお菓子じゃないの?!」とミモロがいうのは、「河津桜餅」。
桜風味の皮に包まれた白餡の甘さに心和むお餅です。
このお菓子があるのは、京阪電車「淀駅」から続く商店街にある「京菓子司おくやま菓舗」。
淀に住むお友達が、昔から通う和菓子店で、お茶会などの上菓子を得意とするお店です。
「ここで、お茶会に持ってゆくお菓子もお願いすることがあるの~」と。
このお店で人気なのは、「いちご大福」で、お友達も「ここのは美味しい!」と好きな味のよう。
創業は70年ほど前で、現在は、2代目のご店主が腕をふるいます。
店内には、たくさんの賞状などが…
「へぇ~すごいお店なんだね~」とミモロ。
さっそくお友達は、大好物の「いちご大福」を注文。
「わ~もうこれしかないのかな?」と心配そう。店には、他にもお客様がいらして、やはりこの「いちご大福」がお目当てのよう。
実は、この「いちご大福」こそ、昨日、ミモロが淀水路の河津桜を眺めながら頂いた品。
このお店では、いちごの他にマスカットが入ったものなど、季節のフルーツの大福が作られています。
ミモロが興味を示したのは、この時期ならではの「河津桜餅」。午後、雛人形に会いに行くときの手土産にと…
「きっとみんな喜んでくれるね~」と、想像して購入することに。
京都と大阪の中ほどに位置し、宇治川、桂川、木津川の3本の川が合流し、淀川になる水運を含む交通の要所である「淀」。山﨑の戦いなど歴史の転換点ともなった場所です。
「あれ~こんなお菓子もある~」とガラスケースを覗き込んだミモロが見つけたのは…
秀吉が淀君のために築いた「淀城」があった場所にちなんだ「淀君」という焼き菓子が…
さらに「これ絶対競馬好きのお友達にプレゼントした!」というのは、「都の錦」という手作り最中です。
馬の顔の形の最中の皮にこしあんを自分で詰めるもの。食べるときに作りたての香ばしさが味わえる最中なのです。
まもなくリニューアルオープンする「淀競馬場」そこを訪れた記念にしたいお菓子です。
「きっと競馬でたくさん賞金ゲットしたら、お祝い配りたくなるね…福は分けなくちゃ!」とミモロ。
淀らしい地域色が漂うお菓子の数々…人気の大福などの餅菓子は、売り切れになることも…。
「やっぱり花もダンゴもだよね~」というミモロですが、やはり美しい桜を愛でるには、お菓子も欠かせないもののようです。
*「京菓子司おくやま菓舗」京都市伏見区淀本町174-39 ☎075-631-2306 営業時間 9:30~17:30 月・火曜休み 淀駅から徒歩2分
まさに春爛漫の京都です。
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