「わ~きれい~薄紫の絨毯みたい~」とミモロが感激しているのは、京都左京区最北端の山里、久多の北山友禅菊です。
数年ほど前から、夏の景色として注目され始めた景色です。
「そろそろ満開かも~」と、ミモロは、お友達と一緒に車で久多に向かいました。
京都の左京区は、滋賀県との県境の山沿いに南北に長~い区で、その大きさは、大阪市より広く、京都市では、右京区に続く2番めの広さです。左京区の最南端は、平安神宮エリアで、そこからここ久多までは、車で1時間ほど。途中滋賀県に入ったりする県道を進み、さらに花脊へ向かう山道を10分ほど進みます。
公共交通は、京都バスですが、県道沿いのバス停からは、徒歩で30分ほど歩かないとならず、車じゃないと来にくい場所。
山里を進むほどに、畑を彩る薄紫の花々が見えてきます。
「あ、常本さん~」と、茅葺屋根の古民家に向かい呼びかけるミモロ。
屋根には、この地域の世話役をなさっている常本さんの姿が…
ミモロは、車から降りて、畑の畔へ。
「うわ~本当にきれい~」と、しばし見とれます。
「ミモロちゃん、いらっしゃい~」と屋根から降りてきてくださった常本さん。
「もうそろそろ満開かと思ってきました!」「はい、次々に満開になってますよ~」と。
「あの~この畑、3年ほど前に、ミモロたちが、苗植えたところじゃない?」とミモロ。
目の前に広がる薄紫の畑は、ひときわ見事に花が咲いているのです。
「はい、そうですよ~3年目になって、本当に立派に育ちました」と常本さん。小さな弱々しい感じの苗だったのですが、次第に根を伸ばし、茎の太い、背丈も十分ある一人前の北山友禅菊に成長したのでした。
「わ~ミツバチさんがいっぱい~」。薄紫の花にはたくさんのミツバチが忙しそうに蜜を集めています。
「北山友禅菊ハチミツできるんじゃないの?」とミモロ。「そう、同じように思って、近くの養蜂家に伺ってるんですが、まだこれだけでは、十分の量は集まらないんだそう…」と。「でも、もっと北山友禅菊の植えられている場所が広くなると、いつかハチミツ食べられるかも…」と、その日を夢見るミモロでした。
「みんなで苗植えの作業したお花だから、なんかいっそう愛おしい~」というミモロ。
「そう、作業いっしょにすると特別な感じになりますよね~」と常本さん。
久多の地域では、ボランティア活動で、農業体験などのイベントもいろいろ企画されています。
ミモロは、以前、稲刈り、カヤ狩り、キノコ狩り、また自然保全と観察をする「ビーバーの会」もこのエリアでのプログラムです。
「ミモロちゃんたちが以前、刈ってくれたカヤは、屋根をふくのに使ってますよ~」と常本さん。
「え~あの屋根にもミモロのカヤ役に立ってるんだ~うれしいなぁ~」とミモロ。
今、京都の郊外エリアでは、さまざまな自然及び農業体験のプログラムが、積極的に企画されています。
「見る京都」から「体験する京都」へ、観光の姿も変化しつつあるのです。
いろいろな体験を地域の人たちとすることで、いっそうその地域への思いが強まるもの…「京都を大切にしたい~」という観光客が増えるといいね~と思うミモロです。
「北山友禅菊」は、見るだけじゃなくて、有料500円ほどで摘み取りもできます。
「10本300円で花束もありますよ~」とPRするミモロでした。
さて、今週末7月31日と来週末8月7日は、「北山友禅菊祭」が畑のそばで開催されます。
摘み取り体験や写真撮影だけじゃなく、川魚の塩焼きや特産物の販売なども。
「え~川魚の塩焼き食べられたんだ~美味しいんだよね~」と、前に食べて感激したミモロは、その味を思い出します。
あ、ミモロ、よだれ…マスクの向こうで喉がなるのがわかります。
花の見ごろは、8月中旬まで。近くには清流があり、キャンプを楽しむご家族も大勢。
「素敵な夏休みが過ごせる場所だよね~」とミモロ。
ぜひ一度…
*「北山友禅菊」の詳しい情報はFBで
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