ある日、ミモロはお友達に誘われて、久しぶりに京都の町中へ出かけました。
「ここだ~」その日は、ランチのお約束…「予約しておきますから…密にならないレストランなのよ~」とお友達。
「京都大丸」の西側、東洞院通沿いにある築100年の町家に向かいます。
街中の古い町家は、次々にマンションなどに建て替えが進む京都。ここは、歴史を刻む町家を20年ほど前から再生し、レストランに活用。新たな息吹をもたらしています。
「すごく大きな町家だね~」入り口部分は、スパゲッティやスイーツが楽しまるカジュアルなカフェで、ミモロがこの日、ランチの約束をしているのは、路地の奥にあるフレンチレストランです。
明治38年に建てられた町家は、以前は、呉服関係のお店だったとか。
赤い扉を開けて、中へと進みます。
「こんにちは~あの~予約してるんですけど…」と入り口で…
「はい、承っていますよ~どうぞ、お上がりください…」とスタッフの方に促され、ミモロは座敷へと…。
「うわ~広い~」
お座敷には、テーブルが並べられ、奥には、中庭が見えます。
古い町家にふさわしく、しつらえも落ち着いた雰囲気…飾られる信楽焼などの大きな壺やお皿などがいっそう趣を作っています。
「あの~ちょっと見学~」と、まだお友達が到着する前に、ミモロは、店内を歩きまわります。
「もっと奥は、どうなってるんだろ?」こんな町中に、本当に素敵な日本庭園…さすが立派な町家です。
「ちょっと行ってみよう~」
一番奥にはお蔵が…実はここも個室になっていて、会食などに使われるスペースだそう。
「あの~こちらへどうぞ~」と、歩きまわるミモロに声が…「は~い」案内されたテーブルは坪庭に面した場所。
「あ、さっき通って来たところだ~」
やがてお友達が到着。まずは、ノンアルコールビールで喉を潤します。
緊急事態宣言の京都では、飲食店でアルコールの提供は終日できません。
「すてきな場所だね~」と声を掛けるミモロですが、テーブルの間には、アクリル板が設置され、「なんか距離感じる~」と思うミモロですが、今の状況では、これは必要かも…。
ミモロ達が訪れた時間は、ほかにはお客様はなく、広いスペースを貸し切り状態。
さて、ランチは、4000円と軽めな2500円などのコースです。夏限定の蕎麦コース2500円も…。
ミモロたちは、メインがお魚の軽めなコースを注文。
前菜には、いろいろな野菜や食材による色とりどりの料理がお皿に並びます。
そしてメインは、お魚の料理…「はい、おまちどおさまです~」
「う~いい香り~」
デザートは、モモを使った品。
「美味しかった~ごちそうさま~」とミモロは、ランチにご招待してくれたお友達にお礼を…。
「また、ワインなんか飲めるようになったら、来ましょうね~」とお友達。
「うん、やっぱりフレンチには、ワインが合うよね~」と、お水でいただく物足りなさをちょっと感じたミモロでした。
「帰りに、通り沿いのお店でケーキ買いたい~」と、次は、そちらに向かいます。
*「omoya東洞院」の詳しい情報はホームページで
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