京都の北、鞍馬から車で約30分山道を進んだ場所にある花背は、昔ながらの風情にあふれた山里です。
そこに5年前からオープンしたのが、「HANASE HIGHTLAND INN」(花背ハイランドイン)というゲストハウスです。
「こんにちは~」とある日、ミモロは、車に乗って、下鴨のお家から約1時間かけて、訪れました。
「わ~ミモロちゃん、ようこそ~」と、迎えてくださったのは、ケールガード サイモンさんと奥様の慶子さんご夫妻、それと愛犬のオーストラリア生まれの柴犬のボスです。
オーストラリアのシドニー郊外、ブルーマウンテンで、フレンチ料理店とゲストハウスを長年営んでいらしたご夫妻。8年ほど前に、奥様のご高齢になるお母さまを思い、故郷である日本に移ることに…。大阪にいらっしゃるお母さまのところまで、1時間ほどで行ける場所を探し、京都の花背で素敵な古民家に出会うことに。
「シドニーでも、自然豊かな場所に暮らしていたので、日本でも、大阪のような都会には住めなくて…」とおっしゃる慶子さん。「花背は、車で日本海側にも行けて、新鮮な魚介類などと手に入るし、町まで1時間以内で行けますから、食材に不自由することはありません」と、フレンチのシェフでもあるサイモンさん。
背後に山をもつ敷地…建物の前には、様々な野菜が育つ自家菜園があり、その新鮮な食材が、サイモンさんにより、素晴らしい料理に…。「山里なのに、一流のフレンチが味わえるんだ~なんかオーベルジュみたい…」とミモロ。
畑を過ぎて、建物の中へ。
大きな屋根のりっぱな古民家…。そこには、骨董品などが飾られ、日本の古い趣を漂わせています。
台所には、古い竈…「あの~これでお料理するの?」とミモロ。
「う~残念ながら、今は使えないの…」フレンチ料理は、その後ろにあるガスで調理します。
ここに滞在できるのは、1日1組のゲストのみ。地元の食材をふんだんに使ったフレンチをベースにしたサイモンさんの料理が滞在中、味わえます。また、予約により、ランチやディナーも1組のお客様で対応してくださるそう。
「なんかここ落ち着くね~」と縁側に座り、庭の景色と周囲の山の景色を楽しむミモロ。
「ミモロちゃん、客室の方、ご案内しましょう~」と慶子さん。「は~い」
食事などをする母屋から、廊下を通り、奥にある離れへ。そこが宿泊棟です。
離れには、ゲストが寛ぐ和室…
そして2階には、寝室が…階段を上がって…
「わ~なんかいい感じ~」2階の和室がベッドルームになっています。
宿泊者が寛ぐ浴衣も用意されています。
そして奥には、ベッドが…
ここには、1泊一人から5名ほど宿泊が可能だそう。
母屋の脇には、陶器の湯舟のお風呂が…
「これ、入ってみたい~」とミモロ。
さて、花背という京都の郊外にある「HANASE HIGHTLAND INN」
予約は、ホームページで世界中からアクセスできます。
古き日本の風情にあふれた古民家の宿は、ヨーロッパ、アメリカ、そしてオーストラリアなど、海外からのゲストの間で評判に…。しかし、コロナ禍の今、外国人観光客は来日できず、ここへの予約も激減。でも、今、この宿の存在を知る日本の方が、ご家族連れで訪れるそう。
「ここなら、密に絶対にならないし、1日1組だから、親しい人だけ…安心だよね~」とミモロ。
テレビのない宿で、夜は、静寂が、日頃の疲れを癒します。
ヒグラシが山に響く花瀬…「お星さまもよく見えそう…」
「ここ涼しくていいね~。町に戻るのやんなっちゃう…」とミモロ。
夏は、町とは5度くらい違い、エアコンいらずの暮らしです。
日本昔話に出てきそうな囲炉裏などもある宿は、日本の原風景を楽しみたいという人を魅了します。
「あの~車がない人は、どうやってここに来れるの?」とミモロ。
「はい、出町柳駅から叡山電鉄に乗って、鞍馬駅にいらしてください。そこまで車で送迎します」と慶子さん。
叡山電鉄もまもなく、鞍馬駅まで全線復旧する見込みです。
「今度は、ランチ、お友達と食べに伺いたいです~。またね~」と手を振ってお別れするときを迎えます。
さぁ、早く山を下りましょう。花背は、鞍馬まで車で15キロ、京北まで20キロあります。
日が沈む前に、町に…。カーブのキツイ山道を下りながたら、「また、来ようね~」と車の中で、左右に揺れるミモロ。
ヒグラシの声が、山に響く花瀬です。
*「HANASE HIGHTLAND INN」の詳しい情報はホームページで
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