京都の12月といえば、歌舞伎の「顔見世興業」から始まります。四条通の「南座」に歌舞伎役者の名前が書かれた「まねき」が上がると、京都の人たちは「もう師走になったんやね~」と口々に・・・。
今年は、「南座」が修理に入ってるため、「先斗町歌舞練場」で行われることに。
座席数が、半分ほどしかないため、興業の演目は、1日3回行われる異例の形態に。
ミモロは、歌舞伎好きのお友達に誘われて、久しぶりに歌舞伎見物に出かけました。
「顔見世興業だから、華やかな雰囲気で行かなくちゃ~」と、舞妓さんのようにだらりの帯で出かけます。
ミモロが入るのは、第二部。午後14時の開演です。
歌舞練場に到着すると、すでに玄関前には大勢の人が、1部が終わるのを待っていました。
カメラを構える人たちがとても多く、「なんだろ?」とミモロ。
この日の1部には、花街のひとつ「上七軒」の舞妓さんや芸妓さんたちが見物にきているのだそう。
それで大勢のアマチュアカメラマンが、その華やかな姿を撮影しようと待ち構えていたのです。
ミモロも「なに?あの子?」と見物人の注目を集めていました。
「あ、芸妓さんたち出てきた~」
なんでも芸妓さんや舞妓さんは、花道そばの席などに、ずらりを並んで見物するそう。その姿は、とても華やかで、それを見たいという人も多いのです。
さて、今年の「顔見世興業」は、五代目中村雀右衛門の襲名披露も歌舞伎ファンの楽しみ。
また、今年結婚した愛之助、奥様が闘病生活をなさっている海老蔵など、話題になった役者さんたちのほか、仁左衛門も出演。なにかと注目される顔見世です。
1部のお客様が出ると、次にミモロたち2部のお客様たちが入場します。
「あ、紀香さんだ~」と、入口でちらっと見かけたミモロ。すっきりとした薄緑色のお着物で愛之助さんのお客様の対応をなさっていました。
「なんかロビーも華やいだ雰囲気~」
ミモロは、座席に着く前にあちこち歩き回ることに・・・。
「先斗町歌舞練場」は、鴨川沿い。三条大橋の近くです。
「いい景色~」
さぁ、席につきましょう。
「は~い」
ミモロのお席は、2階席の奥。「ちょっと舞台まで遠いけど…全体は見渡せる~」
お友達によると、チケット発売初日にインターネットで購入しようとしたところ、もう昼は、この日の2席しか残ったなかったのだとか。ノーチョイスだったのです。
舞台には、五代目中村雀右衛門襲名のための鮮やかな幕が下がります。
「もうすぐ始まるんだって~」ミモロは、イヤホーンガイドの用意をして舞台が開くのをワクワクしながら待つことに。
2部の演目のはじめは、「菅原伝授手習鑑 車引」敵味方に分かれた三兄弟のお話です。「あ、愛之助さんだ~」
2番目の演目は、「廓文章」という放蕩息子と花魁の再会のお話。
「わ~仁左衛門さん色っぽい~」とミモロは、放蕩息子を演じる仁左衛門の姿に釘付け。
演目の途中で、花魁の夕霧を演じる五代目中村雀右衛門の襲名口上が行われました。
さて最後は、海老蔵が演じる「三升曲輪傘売」という石川五右衛門が傘売りに変身して捕まえようとするひとをかわすお話。
「わ~手品みたい~すご~い」とミモロは大興奮。傘売り姿の海老蔵が、次々に10本以上の傘を手品のように取り出すのです。「海老蔵さん、カッコいいね~素敵~」と目を潤ませるミモロです。
16時半に2部の演目は終了。
「楽しかったね~」とミモロ。
「なんかお腹空いた~」え、開演前におそば食べたじゃない…
そう、ミモロは、開演前に、歌舞練場の隣りの手打ちそばの「有喜屋」で特製そばを食べていたのでした。
「ゆうきそば」というおそばには、フワフワの白身がメレンゲのようにかかっています。
「わ~海老のてんぷらのお布団みたいだね~」フワフワの部分は、白身と納豆で作られたもの。
「美味しいね~」とペロリ。
ミモロ、もう食べたの忘れちゃったの?「だって、真剣に舞台見たからお腹空いたんだもの~」と。
どんなに帯でお腹を締めても、全く食欲は衰えないミモロでした。
顔見世は、25日まで。「そのころは、もうクリスマスだね~」
ホント、わ~早い・・・どうしよう年賀状書いてない…
12月は、忘年会やいろいろイベントも多数・・・「わ~なんか忙しいね~」、ネコも走る師走です。
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