ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

大原野にある「高田クリスタルミュージアム」。鉱物と結晶の私設博物館。

2017-03-23 | 博物館・美術館

「ミモロちゃん、水晶好き?」と、お友達に聞かれたミモロ。「うん、好きだよ~。3つくらい持ってるもん」と。
「あのね、いろんな石がたくさんある博物館があるんだけど、行ってみない?」と誘われました。「行く行く~」と、目を輝かせて答えます。

その博物館は、京都の西部、善峯寺の近く大原野にある「高田クリスタルミュージアム」です。
 
最近新築された展示室には、日本国内の鉱山やその付近の山々などで採掘された鉱物が約450点ほど展示されています。
 「わ~いっぱい~」

この博物館は、大原野に生まれ育った高田雅介さんが、長い間、収集・研究したもの。かつて教師をしていた高田さん。リタイヤしてから、念願だった私設博物館の館長さんになりました。
「今日は、石のこと教わりにきました~よろしくお願いしま~す」と挨拶するミモロ。「はい、いろいろ見て行ってくださいね~」と。

展示は、高田館長さんが全国を訪ね、また大原野周辺の山々をくまなく歩き、収集した鉱物を中心に、それにまつわる解説や石の成り立ち、構造などを写真や図でわかりやすくなっています。
「昔は、日本にはたくさんの鉱山があったんですよ~。小さな国ですが、たくさんの種類の鉱物があったんです。特に金は、良質のものが多量に採掘されました。日本の通貨であった小判は金でできてますね。あんなに多くの金を使った通貨があるのは日本くらいのもの。それだけ金が出たということ…」と高田館長。「う~それで黄金の国、ジパングって言われたんだ~」とミモロ。「そうですね。今も素晴らしい純度の金があるんですが、人件費などが高くて、採掘の採算が合わないので、あんまり生産されていません」

鉱物は、それぞれ結晶のタイプによって分類されます。その鉱物の結晶モデルは、高田館長の力作。
収集するだけでなく、その石について細かく記録、分類する、まさに鉱物の研究者なのです。
ミモロは、そばでいろいろなお話を伺います。

「あ、京都の地図がある~」と壁に貼られたマップを見つめます。
 
「昔、京都の中心部は、海だったこともあるんですよ」と。「え~ミモロが住んでる下鴨エリアも海だったんだ~」とビックリ。そしてある時代には、池のことも。昔といっても、何万年も前のお話ですが・・・。
鞍馬エリアでも、アンモナイトの化石があることから、そこが大昔、海だったわかるそう。

京都は、銘石の産地です。例えば、右京区の鳴滝や高雄エリアで産出する砥石は、きめが細かく、適度な硬さなどから刀をはじめ、さまざまな作業に使う刃物を研ぐのに珍重されています。


「ミモロちゃん、ちょっとこっちに来て~」と高田館長に呼ばれたミモロ。「なあに~」といいながら箱の中の石を見つめます。「この石、なんか特別なの?どこにでもある石みたいだけど・・・」と。
「じゃ行きますよ」と、電気を消すと・・・あら不思議・・・石が光り始めました。
「わ~すごい~鮮やかに光ってる~」とビックリするミモロです。自然に光る石ってホントに不思議。

館長さんには、石に関していろいろ質問すると、次々に興味深いお話が飛びだします。
 「ホントいろんな石がある~」と展示された石に、いっそう興味惹かれたミモロです。

「ミモロちゃん、もっといろいろ見せてあげましょう」と、新しい展示室から道路を隔てた場所にある以前の展示室へと向かいました。

*「高田クリスタルミュージアム」の詳しい情報はホームページで

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