ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロといっしょに京散歩。早朝の「南禅寺」。雨に濡れた苔と緑の美しさに心洗われるよう…

2020-07-07 | 寺社仏閣

梅雨前線が、九州に大きな被害をもたらしている今…京都も、連日、激しい雨が断続的に降っています。「なんか雨止んでるよ~」と朝、6時に目覚めたミモロは、久しぶりのお散歩に出かけることに。向かったのは、東山の「南禅寺」です。

臨済宗南禅寺派の大本山であり、建武元年(1334)に京都五山の第1位となり、その後、足利義満によって五山の上とされました。
ちなみに、京都五山は、「天龍寺」「相国寺」「建仁寺」「東福寺」「万寿寺(現在、東福寺塔頭)」です。

東山の麓に広がる境内には、「三門」「法堂」「本坊」「方丈」など、大きな木造建築が伽藍を構成しています。

何度も参拝しているミモロは、慣れた足取りに境内の中を歩きます。

雨に濡れた石畳を、深呼吸しながら、トコトコと進みます。

石畳の参道の両側には、青紅葉が枝を伸ばし、みずみずしい夏の景色がそこに広がり、気持ちよさは格別。


「さぁ、登らなくちゃ~」と、ミモロは、石段を一生懸命に上ります。


「ふ~着いた~!」


ミモロの前には、立派な三門が…

重要文化財の三門は、寛永5年(1628)に藤堂高虎が、大阪夏の陣で倒れた家臣たちの菩提を弔うために再建したもの。永仁3年(1295)に建立された初めの三門は、火災で焼失してしまったのでした。
「この門の上で。石川五右衛門が、『絶景かな~!」って言ったんだよね~」とミモロ。歌舞伎に登場する名場面のひとつです。
ここは、特別拝観の時に、上がることもできます。「すごく、いい景色なんだよね~」と、何度か上がったことがあるミモロ。

門の太い柱をフレームに映る景色は、まるで絵画のよう…

秋は、紅葉で赤くなり、また、冬の雪の時期は、白い景色が訪れる人を魅了します。

「ここ大好きなんだ~」と、三門の下で、しばし寛ぐひと時を…

だれもいない境内・・・ミモロは、マスクを外して過ごします。

「さぁ、もっと歩こう…」

ミモロは、トコトコ進みます。「みんな、ついてきてね~」

明治42年に再建された「法堂」へ、参拝します。「あれ?早すぎたのかな?まだ扉開いてない…」。内部には、ご本尊の釈迦如来、脇には、文殊菩薩と普賢菩薩が祀られています。そして天井には、大きな龍が描かれています。

「ぜひ、扉が開いているときに参拝に来てね~」。ミモロは、閉じた扉に向かって祈ります。

そこから、さらに奥へと進むと…
境内のフォトジェニックポイントである、レンガ造りの水道橋に至ります。


この水道橋は、琵琶湖の水を京都の町に引く疏水事業で建てられたもので、明治時代の京都の一大事業のひとつ。大阪と琵琶湖の船での物資輸送および水力発電による紡績や産業の発展、上水道の水源など、現在の岡崎エリアは、この琵琶湖疏水事業で出来上がったと言えるのです。

多くの観光客が訪れる場所で、ここで写真を撮影するのは、実はなかなか大変。「アーチの中に、いつもだれか他の人が映っちゃうんだよね~」とミモロ。
でも、早朝なら、誰もいないので、存分に撮影できます。

「やっぱり早起きは、三文の徳だね~」と、久しぶりの早朝の散歩を満喫するミモロです。さぁ、もっと歩きましょ・・・


ブログを見たら 金魚をクリックしてね ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« [風まつり」が始まった「千本... | トップ | ミモロといっしょに京散歩。... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

寺社仏閣」カテゴリの最新記事