2月2日~4日、京都各所の神社やお寺では、節分会が行われます。
「今年は、どこにお詣りしようかな~」と、京都のいろいろな場所で行われるため、毎年、どこにお詣りしようか悩むミモロです。
「今年は、行ったことがないところにしよう…」と、出かけたのは千本通沿いにある「千本ゑんま堂 引接寺」です。
ここは、夏、お盆の時に、ご先祖様をお迎えに出かけるところ。ミモロも昨年も訪れています。でも、節分にお詣りするのは初めてです。
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「千本ゑんま堂 引接寺(いんじょうじ)」は、高野山真言宗の寺院で、ご本尊は閻魔王さま。開基は、小野篁(おののたかむら)です。
このご本尊の閻魔王は、応仁の乱以後に、仏師定勢(じょうせい)によって作られたもの。「迫力あるお顔…目が光ってる…」とちょっと怖がるミモロです。
2月2日、3日の2日間が節分会。
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薄味がついたこんにゃくは、この日食べると、厄が祓われるのだそう。
さっそく、ミモロもいただくことに…。
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白いこんにゃく5枚と、昆布茶を頂きます。「こんにゃくってお腹の中をキレイにしてくれるんでしょ…」と5枚をペロリ。
「持ち帰り用もあるんだ~」
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そして節分会だけに授与されるのが、「金上がりだるま」です。
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小さなだるまは、お願いの内容ごとに分類され、お願いする人一人に1つで授与されます。ひとつ400円。家族まとめての場合は、おおきなだるまもあります。
ミモロは、何をお願いするかさんざん悩み、結局「厄払い」のだるまを求めました。
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それから、本堂の前に置かれた棚に、こちらも「厄払いの鬼のストラップ」500円が気になります。
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「どれにしようかな~」手描きの鬼は、それぞれ微妙に表情が異なります。ミモロが悩んでいると、「怖いお顔の鬼を選んでくださいね~。厄払いですから…」とそばの方。それで、その中で一番怖いお顔の金色の鬼を選びます。
ミモロは、だるまと鬼のストラップを三方にのせて、本堂へ。
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そこで、だるまの体に名前と年齢を書いてもらいます。「本堂でご祈祷しますから、あがってください…」と言われ、本堂のご本尊の閻魔大王さまの前に座ります。
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やがてお坊さんがご祈祷を始めました。ミモロは、じっとお祈りします。参拝者は、名前を呼ばれ、自分のだるまを、閻魔大王さまの前のお香の煙でさらにパワーアップを…。ミモロも名前を呼ばれ、だるまと鬼のストラップを煙の上にかざしました。
「400円のだるまさんでご祈祷までしてくれるんだ~」と、感激しきり。
「あ、ミモロちゃん…またようお詣りくださいました…」と笑顔でミモロを抱いてくださった庵主さま。
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3日の夜7:30から狂言奉納、そしてその後、豆まきが行われます。
「わ~しっかり厄払いしていただいちゃった~。ガオ~」。鬼のお面をつけていると、うれしさの表現も違います。
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「京都って、ホントいろんな節分会があるね~。まだ行ったことがないところいっぱいある…」とミモロ。
東京では、あまり盛んでない節分会ですが、京都では、とても盛んです。
節分は、新しい年の始まり…鬼(邪気)に豆をぶつけ追い払い、福を招くのが、豆まき。
「だから、厄払いするのいいんだよね~」とミモロ。
節分会にお詣りして、しっかり厄払いをするミモロでした。
「さぁ、次の節分会に行かなくちゃ…」と、ミモロは、再び自転車ミモロ号に飛び乗ります。「出発!」 はいはい…次はどこ?
*「千本ゑんま堂 引接寺」の詳しい情報は、ホームページで
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