昨夜のことが思い出せない。孫娘を迎えに行き、9時半くらいから一人で食事を始めた。カミさんは友人と食事会に出かけ、長女は夜勤でいない。冷蔵庫にあったシシトウを炒め、これを肴に日本酒を飲み始めたことまでは覚えているが、その後はすっかり忘れている。今晩、孫娘が言うには「私の足を踏んだのに、足が長いもんだからと言っていた」と言う。カミさんも「いくら飲んでもちっとも減らないんだわと言ってたわよ」と言う。全く、覚えていない。
孫娘は、「私はお酒は飲まない」と言う。「何もかも忘れてしまうなんて、もったいないじゃーない」と。なるほど中学生の発想はおもしろいと思った。今朝は、早くからカミさんはゴルフに出かけていない。お昼前には帰るのかと思っていたら、「今日は一日中いないよ」と孫娘が教えてくれる。そうか、となるとお昼は孫娘と二人だけか。起きたのが遅かったから、二人でパンを焼いてブランチとなった。孫娘がサラダを作り、私がフレンチトーストを焼いた。二人だけだが、充分に満足のいく食事となった。
外は暑いが風が強い。何をするというわけでもないままに時間だけは確実に過ぎていった。孫娘は、読書感想文を書いている。私は、何かしたいというものが無い。本を読んだり、新聞を見たり、昨日の大和塾の整理をしたり、誠に気ままにボーとして過ごしてしまった。夕方になって、カミさんが帰ってきたので、一緒に投票に出かけた。少し涼しくなったせいか、投票所は結構混んでいた。どんな結果になるのか、楽しみだ。
「これで、自民党がまだ伸びるようだったら、日本人は何を考えているの、ということよね」と、珍しくカミさんが政治のことを口に出す。まだ、結婚していない時だったが、選挙があって、「誰に投票したの」と聞いたことがあった。カミさんは「真面目そうだったから」と言う理由で投票したその人は、私には理解できない人だった。外見だけで投票を決めてしまうことに呆れてしまったが、だからと言って嫌いになる理由にはならなかった。
ある冊子を見ていたら「3億円が当たったら買いたい人がいます」という記事が目に入った。「半世紀前どうしても結婚できなかった、初恋の人です。この前、約50年ぶりに再会し、いっぱい話をしました。彼は、奥さまに『50年も一緒だったから、この辺で1億円あれば別れたっていいね』と言われたとの事。この一言を聞き、宝くじが当たったらそっくり3億円を奥さまに差し上げて、初恋の人を買い取りたいと思いました」。72歳のご婦人からの投書である。
面白いと思ってカミさんに記事を見せると、「よくわからないわね。何で3億円を上げる必要があるの。1億円と言っているのだから、残りの2億円で生活することを考えればいいのに」と言う。私は、72歳という人でもこんなことを考えている人がいることに深く感動したが、カミさんはやはりどこまでも現実的である。だからか、私は選挙結果は明日の新聞で見ればよいと思っているのだが、カミさんはテレビにかじりついている。今、「あなたが応援した人、当選確実よ」と甲高い声で叫んでいる。
孫娘は、「私はお酒は飲まない」と言う。「何もかも忘れてしまうなんて、もったいないじゃーない」と。なるほど中学生の発想はおもしろいと思った。今朝は、早くからカミさんはゴルフに出かけていない。お昼前には帰るのかと思っていたら、「今日は一日中いないよ」と孫娘が教えてくれる。そうか、となるとお昼は孫娘と二人だけか。起きたのが遅かったから、二人でパンを焼いてブランチとなった。孫娘がサラダを作り、私がフレンチトーストを焼いた。二人だけだが、充分に満足のいく食事となった。
外は暑いが風が強い。何をするというわけでもないままに時間だけは確実に過ぎていった。孫娘は、読書感想文を書いている。私は、何かしたいというものが無い。本を読んだり、新聞を見たり、昨日の大和塾の整理をしたり、誠に気ままにボーとして過ごしてしまった。夕方になって、カミさんが帰ってきたので、一緒に投票に出かけた。少し涼しくなったせいか、投票所は結構混んでいた。どんな結果になるのか、楽しみだ。
「これで、自民党がまだ伸びるようだったら、日本人は何を考えているの、ということよね」と、珍しくカミさんが政治のことを口に出す。まだ、結婚していない時だったが、選挙があって、「誰に投票したの」と聞いたことがあった。カミさんは「真面目そうだったから」と言う理由で投票したその人は、私には理解できない人だった。外見だけで投票を決めてしまうことに呆れてしまったが、だからと言って嫌いになる理由にはならなかった。
ある冊子を見ていたら「3億円が当たったら買いたい人がいます」という記事が目に入った。「半世紀前どうしても結婚できなかった、初恋の人です。この前、約50年ぶりに再会し、いっぱい話をしました。彼は、奥さまに『50年も一緒だったから、この辺で1億円あれば別れたっていいね』と言われたとの事。この一言を聞き、宝くじが当たったらそっくり3億円を奥さまに差し上げて、初恋の人を買い取りたいと思いました」。72歳のご婦人からの投書である。
面白いと思ってカミさんに記事を見せると、「よくわからないわね。何で3億円を上げる必要があるの。1億円と言っているのだから、残りの2億円で生活することを考えればいいのに」と言う。私は、72歳という人でもこんなことを考えている人がいることに深く感動したが、カミさんはやはりどこまでも現実的である。だからか、私は選挙結果は明日の新聞で見ればよいと思っているのだが、カミさんはテレビにかじりついている。今、「あなたが応援した人、当選確実よ」と甲高い声で叫んでいる。