友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

若い民主党市議たち

2007年07月17日 22時06分17秒 | Weblog
「無党派市民派・自治体議員と市民のネットワーク」の仲間が立候補を表明しているので、手伝いに出かけたが、あいにくの雨で、結局はただ「頑張ってください」と激励に行っただけになってしまった。その事務所で、これまでに何度か見かけた二人の若者に出会った。実にバイタリティーに富んでいて、事務所に泊り込んで実際に選挙活動を展開してくれていた人たちだ。関西の彼は、人の使い方がうまかったし、関東の彼は演説が秀でていた。二人とも今は民主党の市議会議員になっていた。以前に比べると少し太っていたから、それだけ貫禄が付いたということだろう。30歳かその手前という若い議員である。

 「日本を変える人たちですよ」と、候補者が言う。そうなってもらいたいと思う。きっと彼らは次には県会議員そして国会議員と進むであろう。それも、昔の議員のように、上下関係があって出世していくというものではなく、地方議会議員を自らの力量をつけていく場として経験していくのだ。私はアメリカの選挙がどのように行われているのか知らなかったが、ヒラリー・クリントンの伝記を読んで学ぶことができた。アメリカでは高校生の時から政治にかかわっている。二人とも若い時から市民運動に参加し、政治家の選挙を手伝っている点では、アメリカの政治家とよく似ている。

 二人がどのような考えを抱いているのか、そこまではわからなかったが、誠実な感じは受けた。こういう若い人たちが民主党の議員として、民主党の中で議論を巻き起こしていくなら、民主党も確かに変っていくだろう。社会党がつぶれていった時、「なぜ社会党はこんなことになってしまったのか」について、社会党の県会議員と話したことがあった。「最大の原因は、組合票に頼って、何一つ論議をしてこなかったことだ」とこの県議は言う。本当に?と思ったが、どのような国を作るのか、そのためにどのような政策を打ち出すのか、そうした議論は抜きに「党の方針」が降ろされ、何よりも議論されたのは「票集め」だったそうだ。

 民主党を烏合の衆とか、呉越同舟とか言う。そのとおりだ。私は、憲法第9条は21世紀の国家戦略であり指針だと思っているが、戦力強化で国家の防衛に努めるべきだと主張する民主党議員もいる。いろんな意見が党内に存在することはしかたが無いし、異なる意見が抹殺されない政党の方が健全だと思う。しかしできることなら、民主党内で憲法第9条の価値を認める議員が多数になって欲しいと願っている。どのような国家を目指すのか、どのような価値観を大切にしていくのか、大いに論議し、どうしても一致できなければ、分かれればよいではないか。その時は自民党も巻き込み、もう一度政界の再編成へ進むべきであろう。いずれそういう時が来るように思う。
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