友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

七夕・大安・福田総理

2008年07月08日 23時27分02秒 | Weblog
 福田康夫総理大臣をテレビで見ていると、総理大臣になってから若返ったような気がする。もうあと何日かで、72歳になる人とは思えない若さがある。小泉純一郎総理の時の官房長官の時代よりも、総理になった今の方が若々しく見えるのはどうしてだろうと思った。まずは何よりも、髪の毛が黒々としていることだろう。小泉さんよりも年上なのに、今では小泉さんと変わらないように感じるのは私だけなのだろうか。

 髪が黒いということは若く見える第1条件のように思う。官房長官時代の福田さんは、サラリーマンのスポークスマンというのが似合っていた。時々言うダジャレがお粗末で、かえって話題になったくらいだ。確か、50代で父親の福田赳夫総理の跡を継いで政治家になったから、若い頃から政治の世界に漬かっている2世3世とはちょっと違うところがある。官房長官になれたのは、父親の秘書だった小泉純一郎の恩返しであったはずだ。

 小泉総理の後を受けた安倍晋三総理が間違いをしなければ、福田康夫さんが総理になることはまずなかったであろう。私は小泉さんが総理になる前、自民党の危機を救えるのは野田聖子しかいない、つまりは目先を変えるには彼女が一番だろうと思っていた。自民党の中にもそんなことを考える輩が必ずいるはずだった。ところが小泉さんの郵政民営化で、これに反対したのでもう野田聖子が総理大臣になる道はなくなった。そう考えると、福田総理の誕生はテレビドラマ『CHANGE』の木村拓哉総理大臣の誕生に似ている。現実の福田総理は、テレビの木村拓哉総理のような情熱もなければ「国民の目線」もない。

 私は福田総理と直接話したこともないから、これはただの推測に過ぎないが、福田総理は誰がなんと言おうと総理の職務を粛々とやり遂げようとしているのではないだろうか。結論を下すとか、新たなプランを提案するとか、人事を刷新するとか、そんなことではなく、平サラリーマンが自分に与えられた仕事をきちんとやり遂げる、そんな感覚なのではないだろうかと思う。

 それでは自民党には明日はないのかといえば、もうとっくに明日はなかったのに、小泉さんが「自民党をぶっ壊してでもやる」と言った言葉に乗せられて、小泉さんを支持した人々のおかげで延命したに過ぎない。だからもう、誰が総理になっても自民党に明日はない。岡田克也さんが朝日新聞で「国政を担う準備ができた」とインタビューに答えていたが、その中身を読むと、ただ政権交代が必要だということと、政権交代ができればよくなるということしかない。これで、民主党に託そうと思う人はよほどのお人好しではないかと思ってしまう。

 昨日は七夕で、今日は大安である。七夕は1年に1回であるが、恋が成就する日であし、今日は運勢のよい日でもある。私は占いの類のものは全く信じないが、自分に都合の良いことは受け入れてもよいと勝手に思っている。そこで、私は幸せだけれど、福田総理はどう思っているのかなと、勝手なことを推測している。多分、福田総理は幸せとか不幸とか何も考えていないだろうな。そんなものだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする