友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

猛暑

2008年07月27日 18時51分43秒 | Weblog
 何かが起こりそうな無気味な暑さが続いている。長くシンガポールに住んでいて今年から日本で暮らしている次女の義母の話では、シンガポールよりも日本の夏は暑いそうだ。そうか、日本の夏はそんなに暑いのかと妙に納得してしまった。まだ暑さは続いている。先ほどの雷雨で一瞬だけれど涼しくなったものの、再び熱さがぶり返してきている。

 それでも、秋葉原事件のような突拍子もない事件が起きていないことは幸いだ。これだけ暑いと事件を起こすだけの思考も気力も無くなるのだろうか。それならそれで、灼熱地獄も役に立っているとも言える。おっと、夕方になって少しいい風が吹いてきた。ルーフガーデンでビールを飲みながら食事が出来そうだ。

 先日、住宅街の中にある喫茶店に連れて行ってもらった。店内ではなく、屋外の席に座ったけれど、庭には何本もの樹木が生い茂り、木陰を作っていて、さわやかな風が吹き抜け気持ちよかった。私が庭を作るなら、こんな庭がいい。我が家の庭は、マンションの屋上だから、樹木が植えられない。それでも夏は出来るだけうっそうとした緑の庭にしたいと思っている。

 スペインで古城を見学した時、その城壁に朝顔が絡みついていた。夏はやはり朝顔が似合うと思い、ルーフガーデンの鉄サクに絡みつかせてみたが、葉も花も太陽に向かうので、裏側から見る位置になってしまい、うっそう感からは程遠い。チューリップが植えられていた鉢は、今はサルビアで埋まっている。濃い緑の葉と真っ赤な花の組み合わせが好きだ。

 私の好き嫌いは矛盾している。このサルビアのような赤と緑という激しい色が好きなのに、朝顔やアジサイは昔からどこにでもある淡い青が好きだ。決して強い自己主張がなく周囲に溶け込んでいる可憐な色合いが好きだ。この矛盾は私の性格を反映しているのだろう。私の血液型はO型で、父親と母親の血を受け継いでいるから典型的なA型に近いO型だと思っている。思っていると書いたけれど、血液型による性格分析を全く信じていない。60億もの人間を4種類に分ければ当然どこかに入るのだから、それがどうしたの?というのが私の考えだ。

 このように私は自分の中に2つの異なった傾向が存在することを自覚している。高校生と時はこうした自分の、矛盾したものが同居していることに、恐れと不安を覚え悩んだ。人生の幕が降りようとする今、矛盾した存在が人間なのではないかと思うようになってきた。こんなことを言うと、いつも自分に都合の良いように解釈するとまた指摘されそうだけれど、自分意都合の良いように考えることが出来るのも、時を積み重ねた結果だと思う。

 夕方のニュースを見ていたら、今日暑さは今年一番と報じていた。さらに日本一暑い岐阜県多治見市で駐車中の車に落書きする事件や、場所はわからないが交通事故を起こした人がバレルのを恐れて相手を絞め殺そうとした事件を報じていた。猛暑が生んだ事件はやはりおかしい。
コメント
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