稲沢の井戸掘り、今日は電動ポンプを取り付けることになっていた。80歳になるご主人は庭の水遣りで苦労しているので、一刻も早くポンプをつけて欲しいと言うことであった。なのに結局は、いろいろな手違いから、今日中に完成させることは出来なかった。ポンプの位置は揚水口に近い方が良いというので、まず電動ポンプの位置を当初の場所から変更した。すると、電源から遠くなりコードの長さが足りないことが分った。その解決がまず第1の課題であった。
次に、電動ポンプのスイッチを入れても水を汲み上げない。どこかで水漏れかエア漏れを起こしている。エンジンポンプを使って調べてみると、揚水口から電動ポンプへ送り込む塩ビ管から水漏れが見つかった。つなぎ手の部分が接着剤で止めてなかったのだ。それを直しても水は上がらない。どうしてなのだろう。水が無いのだろうか。揚水の塩ビ管を調べてみると水はある。そこでいろいろと調べてみると電動ポンプの揚水と給水が逆に取り付けてあった。
もうこれで万全かと思ったら、今度は給水管から水がポタポタと漏れている。取り替える部品が無くて、買い物に行ってもらったけれど、その店にも品物が無くて、かなり遠い店まで出かけていったそうだ。ところが買ってきた品は求めるものとは違っていた。そんなこんなで、結局は今日中に完成することはできなかったのだ。振り返って考えてみると、一つひとつの作業の前にキチンと確認しないままに、やってきたことに原因があるようだ。
私はどちらか言えば、仕事はキチンとしていないと気がすまない。仕上がりが汚いものも気になってしょうがない。時間がかかっても、手間がかかっても、いい加減な仕事は気に入らない。「いい、こんなもんでいい。これ以上やっていたら手間がかかりすぎる」と言うことを、「はい、そうですね」と受け入れられない。「申し訳ないけれど、やり直してください」。そう言ってしまう。確かにお金が絡むことだから、ある程度の妥協は仕方がないのかも知れないが、逆に自分がお願いする側であれば、最高のものを求めるのが普通だろう。
見た目の悪い仕上がりは、仕事をする人としては最低なことだ。どうしてもできないことであればそれは仕方がないことだけれど、センスの悪さや、まあいいじゃないかという真剣さに欠けた行為は、なかなか許す気になれない。そんなことをしていたら、金は稼げないと言われるかもしれないが、キチンとした仕事をしてこそナンボというものだ。NPO「おたすけ」のメンバーはみな個性的で自らの経験からそれぞれに口うるさい。しかし、みんないい人ばかりだ。
買い物に行ったメンバーがなかなか帰ってこない。初めのうちは、えらく遠くへ買い物に行ったものだと冷やかしていたけれど、何時までたっても帰らないので、ひょっとしたら事故かとさえ心配した。おそらくいい加減な理解で買い物に行って、目的の品物が分らないんだろうとうわさもした。しかし、余りにも遅い。するとリーダーが「帰ってきたら、遠くまでご苦労さんでしたとみんなで労わろう」と言う。その言葉に、さすがだなと思った。ついつい非難したくなるところなのに、相手を労わる言葉をかけようというのだ。
これが年取った者のいいところだ。よし、もう一度明日頑張ろう。そう思った。
次に、電動ポンプのスイッチを入れても水を汲み上げない。どこかで水漏れかエア漏れを起こしている。エンジンポンプを使って調べてみると、揚水口から電動ポンプへ送り込む塩ビ管から水漏れが見つかった。つなぎ手の部分が接着剤で止めてなかったのだ。それを直しても水は上がらない。どうしてなのだろう。水が無いのだろうか。揚水の塩ビ管を調べてみると水はある。そこでいろいろと調べてみると電動ポンプの揚水と給水が逆に取り付けてあった。
もうこれで万全かと思ったら、今度は給水管から水がポタポタと漏れている。取り替える部品が無くて、買い物に行ってもらったけれど、その店にも品物が無くて、かなり遠い店まで出かけていったそうだ。ところが買ってきた品は求めるものとは違っていた。そんなこんなで、結局は今日中に完成することはできなかったのだ。振り返って考えてみると、一つひとつの作業の前にキチンと確認しないままに、やってきたことに原因があるようだ。
私はどちらか言えば、仕事はキチンとしていないと気がすまない。仕上がりが汚いものも気になってしょうがない。時間がかかっても、手間がかかっても、いい加減な仕事は気に入らない。「いい、こんなもんでいい。これ以上やっていたら手間がかかりすぎる」と言うことを、「はい、そうですね」と受け入れられない。「申し訳ないけれど、やり直してください」。そう言ってしまう。確かにお金が絡むことだから、ある程度の妥協は仕方がないのかも知れないが、逆に自分がお願いする側であれば、最高のものを求めるのが普通だろう。
見た目の悪い仕上がりは、仕事をする人としては最低なことだ。どうしてもできないことであればそれは仕方がないことだけれど、センスの悪さや、まあいいじゃないかという真剣さに欠けた行為は、なかなか許す気になれない。そんなことをしていたら、金は稼げないと言われるかもしれないが、キチンとした仕事をしてこそナンボというものだ。NPO「おたすけ」のメンバーはみな個性的で自らの経験からそれぞれに口うるさい。しかし、みんないい人ばかりだ。
買い物に行ったメンバーがなかなか帰ってこない。初めのうちは、えらく遠くへ買い物に行ったものだと冷やかしていたけれど、何時までたっても帰らないので、ひょっとしたら事故かとさえ心配した。おそらくいい加減な理解で買い物に行って、目的の品物が分らないんだろうとうわさもした。しかし、余りにも遅い。するとリーダーが「帰ってきたら、遠くまでご苦労さんでしたとみんなで労わろう」と言う。その言葉に、さすがだなと思った。ついつい非難したくなるところなのに、相手を労わる言葉をかけようというのだ。
これが年取った者のいいところだ。よし、もう一度明日頑張ろう。そう思った。