友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

気持ちのよい秋晴れ

2009年10月21日 21時29分35秒 | Weblog
 明るく汗ばむくらい暑い秋の一日、気持ちはゆったりと満たされていく。朝晩の冷え込みに比べて日中は暑いほどだから、今年の紅葉は見事なのではないだろうか。気持ちのよい秋晴れなのに、民主党はなかなかスカッといかないようだ。来年度の予算は自民党の麻生内閣の時を上回りそうだ。「ムダを徹底的に無くす」というから、予算規模もグーンと引き締まった額になるのかと思っていたら、マニフェストに掲げた政策を実行すると戦後最大の予算規模になるという。

 それっておかしくないか。民主党は「予算の財源は、ムダを無くせばいくらでもある」と言ってきたのだから、ムダのものを無くせば逆に予算規模は小さくなるのではないのか。このまま、各省の要求を認めていくのであれば、いやそもそも、国民の目から見えないところでの折衝で決まっていくなら、自民党時代と同じではないのか。どんな風に予算を決めていくのか、自民党との違いをハッキリと見せなければ民主党離れも起きるだろう。

 自民党政治は国家の創造とは全く異なる、それぞれの利益で行なわれてきた。右肩上がりの経済であったので、そんな目先だけの場当たりな政治でも国民の目には「豊かさ」に結びついた。だから、自民党政治は続いてきたが、バブルの崩壊と共に行き詰まり、小泉さんの「自民党をぶっ潰す」改革(?)に幻想を持った。安倍・福田・麻生さんの余りにもお粗末な内閣が続き、国民は自民党政治の限界を悟った。

 だから、民主党に自民党とはあらゆる面で違う政治を期待している。すぐさま、思い通りの政治が実現できるなどとは思っていないけれど、少なくとも「公開」されていると感じられる政治を期待している。わけも分らないうちに、結局は消費税を7%、あるいは10%にするなどとならないように願いたい。

 90歳の男が「この世の中は金が全てだ。金で女も買える」と自慢していた。お金で動く女の人もいるだろう。甘いかもしれないが、お金では心までは買えないから、お金が無くなれば女は去っていくだろう。お金が大事だということも事実であるし、お金で結びつく人もいる。それを非難する気はないけれど、私は気持ちが通わない結びつきには全く興味がない。

 鳩山首相は「友愛」を口にするが、そういう形のないもの、目に見えないもの、心の中にあるものこそが大事なものだと思う。けれども、形のないものや目に見えないものでは国民は納得しないし、そんな精神論では実際に困る。鳩山さんと国民は、男と女の間柄ではないのだから、かなり具体的で現実的な説明が求められるのは当然のことだ。それでも、説明する側の人間に、形のないものや目に見えないものを大事に思う心があって欲しいと思う。
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