また蒸し暑い日になった。お昼過ぎ、マンションの自治会長から頼まれた件で、管理事務所の所長と事務所で話していると、急に暗くなってきた。女性事務員が銀行へ出かける時で、「雨でも降ってくるかしら」と言うので、「まだ大丈夫でしょう」と答えたが、それからしばらくしないうちにバタバタと叩きつける音がして、大粒の雨が激しく振ってきた。まるで滝の様という表現があるが、本当にそんな雨だった。近頃は集中型の豪雨が多い。このまま降り続けば、都市は排水機能が追いつかなくて浸水被害が出るだろう。幸い長時間の雨にはならずよかった。
雨が止んでも涼しくなるどころか、湿度が高く、ムッとする暑い空気に包まれている。高校野球の季節到来で、各地で熱戦が繰り広げられている。この暑さの中で大変だ。でも若い時は暑さに負けないことが若さの標だった。21日にマンションの中庭の整備で力仕事をしたが、翌日から腰が伸ばせないほど痛くなった。次の火曜日は何とか春日井で井戸掘りをしたけれど、続けて動かしている時は何とも無いのに、同じ姿勢で休んでいると、次に身体を動かそうとすると腰が痛くてたまらない。
私より年上の仲間の歩く姿をペンギンのようだと笑ったけれど、私も同じ格好をしている。社民党の福島瑞穂党首が辞任するとテレビニュースが報じていた。彼女がまだ弁護士だった頃に一度お会いしたことがあるが、小柄で可愛い女性だった。彼女が社民党の党首になるとは思ってみなかった。どんなに彼女が頑張っても社民党の凋落は必至だった。労働組合の上に胡坐をかき、組織活動も勉強会も疎かにしてきた結果だ。「緑の風」と「社民」は次の選挙で議員はいなくなる。「生活の党」もいずれなくなる。私の高校の友だちが必死になっていた「緑の党」も議席の獲得は無理だった。
古いものが新しものに取り替えられていく。これは仕方がない、阻止することのできない流れだ。新しい流れを受け入れられないなら、抵抗すればいい。抵抗がなければ面白くないし、時代はそんな葛藤の中で築かれていく。雨ばかりは降らないし、日照りばかりが続くことはない。今年は決して昨年と同じではないが、だからといって全く違うということでもない。苦しみながら、ぼやきながら、前に向かう以外に生きる道はないようだ。