週末の番組で、妻が夫のことを、また親が子供のことを、褒めてヤル気を出させることが大事だと、専門家の意見として推奨されていました。日本人は概して褒めることが苦手で、その点では欧米人の方に一日の長があります。褒められれば誰しも嬉しくないはずはありませんし、豚もおだてりゃ木に登る、と言われます、ちょっとやって見るかと、思わぬヤル気を出してみたら、思わぬ成果も期待出来そうですし、気持ちが乗れば、乗らない時より格段に成果はあがりそうです。
その番組で、脳科学者の茂木さんも、褒められることによって、自ら動くことの効能を力説されていました。逆に、自ら動こうとしないで他人のことばかりあげつらう批評家、評論家が増えてきたのは、褒められないことと関係があるのではないかという指摘はなかなか面白い。
私たち自身も、小さい欠点には目をつぶって、単純に褒めることに対しては、抵抗を感じるところがあり、却ってあれこれ問題を指摘した方が高級なアドバイスのように思いがちです。経済が成熟すれば、教師や弁護士といった直接生産に携わらない人口が増えると言われますが、いろいろ原因はあるにせよ、一つには、経済が成熟して、誰もが十分な教育を受けるようになると、単純に褒めなくなる、褒められなくなって、口先ばかりの人間が増えてくるということにも求められるかも知れません。今の日本を見ていると、まんざら外れてもいない気がします。
ここはひとつ山本五十六元帥の有名な語録を思い出すのも良いでしょう。「やってみせ 言って聞かせて させて見せ ほめてやらねば 人は動かじ」
その番組で、脳科学者の茂木さんも、褒められることによって、自ら動くことの効能を力説されていました。逆に、自ら動こうとしないで他人のことばかりあげつらう批評家、評論家が増えてきたのは、褒められないことと関係があるのではないかという指摘はなかなか面白い。
私たち自身も、小さい欠点には目をつぶって、単純に褒めることに対しては、抵抗を感じるところがあり、却ってあれこれ問題を指摘した方が高級なアドバイスのように思いがちです。経済が成熟すれば、教師や弁護士といった直接生産に携わらない人口が増えると言われますが、いろいろ原因はあるにせよ、一つには、経済が成熟して、誰もが十分な教育を受けるようになると、単純に褒めなくなる、褒められなくなって、口先ばかりの人間が増えてくるということにも求められるかも知れません。今の日本を見ていると、まんざら外れてもいない気がします。
ここはひとつ山本五十六元帥の有名な語録を思い出すのも良いでしょう。「やってみせ 言って聞かせて させて見せ ほめてやらねば 人は動かじ」