松の内はもともと15日まで、一部地域では7日まで短縮されていると、Wikipediaにはありますが、私が育った大阪では、子供心にだいたい一週間で平常に戻っていたように思います。残り香という意味では二週間は漂っていたかもしれません。ところが今では正月気分はせいぜい三が日、流通業が営業を休むのは元日だけ(場合によっては年中無休)という気忙しさで、なんとなく物足りない気持ちにもなり、のんびりしていた昔が懐かしくもあるのですが、他方、早く終わって内心ホッとするところもあるのは、特にTVで正月特番続きで辟易していたからです。
別にテレビ好きではなく、最近は、せいぜい報道番組を見るくらい、トレンディーと名がつこうがつくまいがドラマを見ることは滅多にありません。何故か深夜にやっていた「秘密」だけは久しぶりに(それこそ数年振りに)見ていましたが、小説の面白さによるものでしょう。そんな中、80年代などの昔懐かしい音楽懐古番組が、制作サイドでは、それほど手間もコストもかからず出来て、騒々しいだけとつい思ってしまうお笑い番組のちょっとした箸休めにもなって、そこそこに視聴率は集められると期待されるためか、特番続きの中に時折り挟んであって、年のせいか、つい見てしまいます。
そして、音楽が生活から消えて行ったのは、いつのことからか・・・ということを、つらつら思っていました。少なくとも80年代までは、いろいろなメロディーとともに、思い出が蘇るのですが、90年代になると、5年間、日本を離れていたせいもあって、ほとんどだめ。2000年代に入ると(つまりここ10年のことですが)、思い出すことから、音や匂いが完全に消えてしまいました。逆に、それらがねっとりとまとわりついているのが若さだったのかも知れないと、ほろ苦い気持ちで思います。
別にテレビ好きではなく、最近は、せいぜい報道番組を見るくらい、トレンディーと名がつこうがつくまいがドラマを見ることは滅多にありません。何故か深夜にやっていた「秘密」だけは久しぶりに(それこそ数年振りに)見ていましたが、小説の面白さによるものでしょう。そんな中、80年代などの昔懐かしい音楽懐古番組が、制作サイドでは、それほど手間もコストもかからず出来て、騒々しいだけとつい思ってしまうお笑い番組のちょっとした箸休めにもなって、そこそこに視聴率は集められると期待されるためか、特番続きの中に時折り挟んであって、年のせいか、つい見てしまいます。
そして、音楽が生活から消えて行ったのは、いつのことからか・・・ということを、つらつら思っていました。少なくとも80年代までは、いろいろなメロディーとともに、思い出が蘇るのですが、90年代になると、5年間、日本を離れていたせいもあって、ほとんどだめ。2000年代に入ると(つまりここ10年のことですが)、思い出すことから、音や匂いが完全に消えてしまいました。逆に、それらがねっとりとまとわりついているのが若さだったのかも知れないと、ほろ苦い気持ちで思います。