風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

青梅への道(3)

2020-02-02 21:26:44 | スポーツ・芸能好き
 青梅マラソンまであと二週間となった。私の身体もそれなりに戦闘モードに入って来た・・・などと、この程度で自画自賛していては笑われてしまうが、50半ばを過ぎた身で、我が家のオムロンのヘルスメーター(予め登録した身長のもとで体重・体脂肪・内臓脂肪を計測し、基礎代謝と推定年齢を算出する)で41歳を記録して、自分なりに手応えを感じているのは事実だ。秋口から比べると体重を3キロ弱絞っただけ、年齢も3歳若返っただけだが、脂肪を落とすとともに筋肉がつくので、その間、多少の葛藤がある。何と言ってもお腹回りがスッキリして来たし(この頃になるとスーツのパンツがだぶだぶになる)、身体の動きにキレが戻る(背中や腹筋も鍛えられるので、歩く姿すら、ピ~ンと一本、筋が通ったような凛々しさがある・・・気がする 笑)。一年の半分のこととは言え、ストイックに走る(深酒も避ける)ことに、やや自己陶酔を覚える(笑)。一口にスポーツマンと言っても程度の差はあるが、多かれ少なかれナルシストでないと務まらないものだ(笑)。
 もっとも私の場合には、健康維持という切実な要請もある。9月という、一年で最も身体が緩み切ったときに(というのも春~夏は走らないので)会社の定期健康診断を受けることにしているが、今回は久しぶりにコレステロール値が閾値ピッタリにかかってしまった。父親もコレステロールのせいで心臓のどちらかを人工弁に代える手術をしたので、血は争えない。会社の産業医にラーメン(玉子麺)を食うよりウドンを食えと言われてから、普段はなるべくそのように心掛けているが、たまには日本の旨いラーメンが食いたくなる。回数制限はしていないが、身体が求めるものを抑えるつもりはなく、そんな身体との対話を続けたいがための運動なのである。若い頃には考えられなかったことだ。
 しかし、体力の衰えには抗いようがない。いつものジョギング・コースは、ほんの数年前まで一周7キロ42分が当たり前だったのに、最近は45分を切れない。加齢だけではなく、走り方を変えたことも一因だと思うようにしている。靴底の減り方からも分かる通り、かかとではなく足裏全面着地、できれば爪先着地を心掛け始めて、なんとなく歩幅が狭まったような気がする。それが長時間にわたってどのような影響があるのか、果たして予期したように、かかと着地でブレーキをかけるような走り方の無駄を省くことになっているのか、よく分からない。結果で判断するしかない。
 昨年は、不覚にも一月にインフルエンザに罹って、二週間ほど練習の穴を開けて、ただでさえ練習量が少ない私にとって直前の走り込み不足で不本意な結果に終わった。今年はインフルエンザに加えて、目に見えない新型肺炎の脅威もある。手洗い・うがいと、やることは変わらないが、穏やかにその日を迎えたいものである。

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