現地時間4月3日に地元ドジャー・スタジアムで行われたサンフランシスコ・ジャイアンツ戦7回に、ようやく待望の移籍後第一号ホームランが飛び出した。大谷らしい、打ってすぐにホームランと分かる、伸びのある打球だった。前回ブログでは、気持ちの切り替えはさすが、な〜んて褒めていたのだが、結局、開幕後8試合37打席ノーアーチで、この日の第四打席目、通算41打席目はメジャー移籍後の自己ワーストだった。
新天地デビューという晴れの舞台で、ただでさえ緊張もするだろう。一平さんの違法賭博疑惑で気を揉んだ上、いつも影のように付き添ってくれていた彼がいないという勝手の違いにも戸惑いがあるだろう。そもそも右肘手術の後で、全く影響がないのかどうかも気にかかる。
この記念球は、キャッチしたドジャース・ファンが、大谷のサイン入り帽子二つとバットとボールと引き換えに、戻してくれたそうだ(大谷と対面出来なかったと言って揉めているようだが)。鑑定士によれば実に10万ドルの価値があるのだそうで、サイン入り帽子やバットやボールはせいぜいそれぞれ千ドルだとか、大谷が放ったファール・ボールでさえ1万5千ドルで販売されているとか、記念球一つとっても話題になる。
春先は距離感がなかなか合わないという、大谷にとってはいつもの問題に過ぎないという声もあるが、さて、これで大谷は"本当に"気持ちを切り替えられただろうか。朝、スポーツ・ニュースで大谷の活躍を確認して、その日の気分が良くもなれば悪くもなるというファンは、私も含めて一体何人いることだろう。いやはや、もはや有名税とは言え、大谷の一挙手一投足が人騒がせで、静かに野球を楽しみたい輩には、痛し痒し、ではある。
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