かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

小学生になる準備

2012年03月17日 11時46分56秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんが、小学生になる準備を着々とはじめている。

まず、この冬におむつが取れた!
やっと日中パンツで過ごせるように。
あー長い道のりだった…。
(とはいっても「仕上げ拭き」はいるんだけど。)

2月になってからは、なんと、一部字が読めることが発覚。
ビデオのパッケージを見て、文字のまとまりで覚えたらしく、
試しに紙に「ダンボ」と書いてみたら、
「だんぼぉ」とそうちゃん。すごい。
「金太郎」と書いてみたら、
「ももたろう」 おしい!
ちなみに「本」と書いたら、
「ビデオやさん」と言っておりました。
そうだね。いつも行くレンタルビデオ屋の看板、だもんね。。

数字にも少し興味が出て、「1」「2」「4」が読めるように。
おかげで、わからないながらも、数字のジグソーパズルに取り組んでくれるようになりました。
すごいよ、そうちゃん。

そして、先日。
「そうちゃん、チューして」と言うと、いつもにんまり笑って頬っぺを差し出してくれていたそうちゃんが、
「チューしない」と断言。
えっ。ショック。
「えー!そうちゃん、チューさせてよ。」とさらに追ったら、
「チューしないよぉ!」と顔を押しのけられてしまった

そうね、そうちゃん。
あなたは一つ、大きくなろうとしてるのね。

ある養護学校の先生が書いた本に、こう書いてありました。
 一年生になる子のお母さんに、子どもの名前を呼び捨てで呼んでくださいとお願いしています。
 ○○ちゃん、○○くんと呼んでいると、いつまでも周りがその子を赤ちゃん扱いしてしまい、親子共に自立できないからです。

なるほど、と思った。
でも、「まだいいよねー、そうちゃん」とチューしようとすると、やっぱり
「チューしない
はい。わかりました。母がいかんね。

小学生になる準備を着々と進めているそうちゃん。
それが嬉しいけどちょっぴり寂しい母。

「実年齢に合わせた対応を」は障害児を育てる際によく言われる言葉。
親と同じ背の子といつまでも手をつないで歩いたり抱きつかせたりすると、他の大人にもやってしまうから注意しましょう、ということです。
母も頬っぺにチューは卒業するよ。
でも、「そうちゃん」とはずっと呼びたいな。
いくつになっても。ひげが生えても。(あー想像したくないわ。。)

そんな話を園の先生にしていて、ひとつ発覚した。
そうちゃん、年少の女の子にモテモテなのですが、
その子達には抱きしめられてもチューされてもニコニコしてるらしい。
どゆこと

つまり、若い子ならいいってことね。。
そうちゃん。。