かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

卒園式

2012年03月26日 12時39分20秒 | みゆみゆとの生活
卒園式が終わりました。

式の間、大きい声で「メロンたべたい!」と言い続けてしまい、周りの方々には申し訳なかったです。。

最後の卒園児の歌で、泣き始めてしまった数人の子供達とたくさんの大人。
それを見て急にそうちゃんも、「えーん、えーん」と泣き顔。
そのそうちゃんを見て、泣いてしまった私と加配の先生。

花道では、何人かの先生にギュッと抱きしめてもらいました。
ありがとうございました。
先生方、お友達、保護者の皆様。
みんなに愛され、支えられて、そうちゃんも私も、ここまで来られました。
いろんなご迷惑をおかけしたこと、ごめんなさい。

涙、涙の卒園式。
ああもうこの門をくぐらないのかと思うと、あふれる涙が止まりませんでした。

そのあと、年中の11月まで通っていた前の保育園にも、顔を出してご挨拶。
今度は、母である私を、園長先生が抱きしめて下さいました。

 お母さん、頑張ってね。
 保育士はみんな、そうちゃんをかわいく思ってたよ。

ありがとうございました。みゆみゆの時から、たくさんお話聞いてくれ、励ましてくれた、私にとって母のような、園長先生でした。

そうちゃんが入園したのは、1歳1ヶ月のこと。
まだまだみゆみゆに手がかかって、そうちゃんはおんぶ紐での登園でした。
よだれダラダラ、愛嬌満点によく笑う、かわいい赤ちゃんでした。
あの頃は、障害があるとは思いもせず…。
いろんなことがあった保育園生活は、そうちゃんの障害を受容する期間と同意義でもありました。

だからこそ、今日の日は特別な思いです。
苦しかったこと、辛かったこと、たくさんの人にもらった優しさ。
そして、これから先の荒波を思って。

「感動」だけではない、ほろ苦さとほのかな悲しみの交じった涙。
それもこれも全部ひっくるめて。

そうちゃん、卒園、おめでとう。
たくさんの支援者の皆様、ありがとうございました。
とーちゃん、お疲れ様。次のステージも、力を合わせて頑張ろうね。