みゆみゆの体育中に、そうちゃんが乱入してきて、一緒に体操をしていったらしい。
体操と言っても、そうちゃんはくにゃくにゃの「そうちゃんダンス」ですが。
先生に聞くと、みゆみゆは「これは私の弟でーす!」とみんなに言い、ニコニコしていたらしい。
でも。
家に帰ってきて、みゆみゆは泣きながらこの話をしました。
「どうしたの?」と聞くと、
「そうちゃんが踊ったりすると、ちょっと恥ずかしい。
ちゃんとこの学校でやっていけるのかなーって、心配になっちゃうよー。」
「そうちゃんがあなたのクラスの体育に入ってきたのが嫌だったの?」
「違うって!嫌じゃない。心配なの!」
微妙な問題なのですが、みゆみゆは「そうちゃんが他の子と違う」という現実を自分のフィールドで目の当たりにして、戸惑っているのかもしれない、と私なりに解釈。
そこでみゆみゆにはこんなふうに言いました。
「そうちゃんはね、いきなりみんなと同じにはできないでしょ。
だから、他の学年やクラスの人にもありのままのあの子を見てもらいながら、学校全部の人にそうちゃんっていう子を理解してもらえるといいなって思ってるんだよ。」
「わかった…。そうちゃんが体育に来たのが嫌ってわけじゃないんだ。心配なの。そうちゃんが学校でやっていけるか。」
複雑な胸の中。きっとまだ4年生の語彙では、表現しきれない、抱えているものがあるのかもしれない。ほっぺに伝う涙に、キュンとします。
「でもね、みゆみゆ。
お母さんは、そうちゃんのことより、みゆみゆのことの方がずっと心配だよ。学校、やっていけてる?大丈夫?」
「はー。私はそうちゃんの心配、お母さんは私の心配か。
それじゃ、きっとそうちゃんはお母さんのことを心配してるわぁ。」
えっ。なんで?
「おかーさん、ちゃんとボクのこと、育てられるかなーって。きっと思ってるわ。」
そ、それは一理あるね。
結局は笑いで、その話は終わりになったのでした。
みゆみゆ、そうちゃんのことも私のことも心配してくれてありがと。
答えのないことも、またゆっくり話そう。
体操と言っても、そうちゃんはくにゃくにゃの「そうちゃんダンス」ですが。
先生に聞くと、みゆみゆは「これは私の弟でーす!」とみんなに言い、ニコニコしていたらしい。
でも。
家に帰ってきて、みゆみゆは泣きながらこの話をしました。
「どうしたの?」と聞くと、
「そうちゃんが踊ったりすると、ちょっと恥ずかしい。
ちゃんとこの学校でやっていけるのかなーって、心配になっちゃうよー。」
「そうちゃんがあなたのクラスの体育に入ってきたのが嫌だったの?」
「違うって!嫌じゃない。心配なの!」
微妙な問題なのですが、みゆみゆは「そうちゃんが他の子と違う」という現実を自分のフィールドで目の当たりにして、戸惑っているのかもしれない、と私なりに解釈。
そこでみゆみゆにはこんなふうに言いました。
「そうちゃんはね、いきなりみんなと同じにはできないでしょ。
だから、他の学年やクラスの人にもありのままのあの子を見てもらいながら、学校全部の人にそうちゃんっていう子を理解してもらえるといいなって思ってるんだよ。」
「わかった…。そうちゃんが体育に来たのが嫌ってわけじゃないんだ。心配なの。そうちゃんが学校でやっていけるか。」
複雑な胸の中。きっとまだ4年生の語彙では、表現しきれない、抱えているものがあるのかもしれない。ほっぺに伝う涙に、キュンとします。
「でもね、みゆみゆ。
お母さんは、そうちゃんのことより、みゆみゆのことの方がずっと心配だよ。学校、やっていけてる?大丈夫?」
「はー。私はそうちゃんの心配、お母さんは私の心配か。
それじゃ、きっとそうちゃんはお母さんのことを心配してるわぁ。」
えっ。なんで?
「おかーさん、ちゃんとボクのこと、育てられるかなーって。きっと思ってるわ。」
そ、それは一理あるね。
結局は笑いで、その話は終わりになったのでした。
みゆみゆ、そうちゃんのことも私のことも心配してくれてありがと。
答えのないことも、またゆっくり話そう。