かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

居住地交流でお給食

2015年06月23日 21時00分39秒 | みゆみゆとの生活
スケジュールメモを一つ一つ読み上げるそうちゃんに、興味津々で近寄って来る4年生のお友達。
みんなが口を閉じて、そうちゃんの一言一言を聞き取ろうとしてくれているのが、とってもとっても嬉しい。


特別支援学校に通う子が地元小学校に行くことを、「居住地交流」と呼びます。
「年3回をめどに」と言われていましたが、そうちゃんの特性を話して双方の学校に理解してもらい、今年は1学期に2回づつ交流に行くことができることになりました。
バンザイ!

そして今日がその1回目。
教室に入った直後は、たくさんの音や人にびっくりしたのか部屋を飛び出してしまいました。こういう時は無理をせず一旦教室を出るのが正解。
図書室でクールダウンしてから教室に戻り、給食を食べ始めてからは、落ち着いて過ごすことができました。

保育園を二つ行ったおかげで、小さい頃からのそうちゃんを知ってる子達が多く、みんな優しいです。
他のクラスの子も「あれっそうちゃん来てる!」と覗いてくれたりしました。

私にも子供達が口々に質問してくれます。
「ねえ、特別支援学校って、何なの?」
一クラスに6人くらいしかいなくて、そうちゃんみたいにゆっくり勉強する子達が勉強するところだよ。
「ああ、少人数制ってことね。」
おー、さすが4年生。難しい言葉知ってる。

「ゆっくり勉強するってことは、今1年生のことをやってるとか?」
全然。1年生の内容は無理だなー。保育園でやってたようなことをもう一回やってる感じだよ。
「そっか。あいうえおが書けないんだもんね…。」
うん。読めるようにはなったから、これからだよ。

子供達の素朴な質問、面白い。
このやりとりだけでも、来てよかったなーと思う。
そうちゃんは重い自閉症で、他の子供に対して自分から関わったり普通にお話したりはできないけど、それでも同級のみんながこんな風に取り囲んでくれる。
ありがたいです。

また来月来ます、と帰りにあいさつをしたら、
「やったー!」と声を上げてくれた女の子がいました。
ありがとう。
短い時間だったけど、楽しく、あたたかい気持ちになれました。
またね、4年生のみんな。