大学病院の耳鼻科に行ってきました。
手術の方向でスケジュール立てられるといいな、と期待して行きましたが。
そうすんなりとはいきません。
そうちゃんですもの。仕方ない。
以下、ドクター説明。
レントゲンの結果、扁桃腺が気道をかなり塞いでいます。
手術で摘出することで夜間の呼吸状態はかなり改善されるでしょう。
けれど、やはり術後のことが心配。
術後5~7日目に喉のかさぶたが剥がれて大出血を起こすことが100人に3~4人います。
その時は緊急手術になります。
安静にしたり、指示を理解することが難しいと、麻酔や処置が間に合わず息ができなくなってしまうかもしれません。
この子には、そのリスクがあります。
我々は最悪の場合を常に考えますから、慎重にならざるを得ません。
「睡眠時無呼吸症候群」が専門であるその先生は、メモに数値や図などを書いて示しながら、時間をかけて説明してくれました。
誠実。
聞いた内容は、前に行っていた他の大学病院から聞かされていたこととほぼ同じでしたが、きちんと検査をしてくれたことで、とても誠実に感じ、納得もできました。
そうちゃんにも、ちゃんと声かけしてくれたし。
大学病院としては、このような単純な手術で、「万一の重大な事象」を起こすわけにはいかない。
だから、「ややこしい事情」(=障害)でハイリスクなケースを、引き受けたくない。
そんな本音が見え隠れしつつ。
それでも一人の医師として、「病態としては十分に手術適応」であることから、なんとかしてあげたいという思いが伝わってきて。
「今日は結論が出せません。またおうちでも話し合ってからもう一度来てください。」と言われたのにも、素直に頷けました。
前の大学病院のドクターの顔には、「やりたくない」と書いてあった感じ。
今日のドクターたち(教授と専門医)の顔には、「こりゃ、やらないかんわなー。…。けど、どうするや?」と書いてあったような。
毎日息が止まって睡眠不足で、放っておいても改善の見込みがない。
そのことと、手術で大出血して命の危険にさらされることと。
それに入院前後のいろいろ。
考えれば考えるほど頭痛くなってくる。
でも、しっかり調べて情報も集め、家族で話し合って決めたいと思います。
耳鼻科ドクター、次回までに小児外科の先生とも相談しておいてくれるそうです。
病院内の連携をこうやってしてくれることも、安心要素です。
今日の受診には、馴染みのヘルパーさんに付き添ってもらいました。
大学病院ですから、広いです。
待ち時間も長いです。
そうちゃんと手をつなぎ、会話し、トイレに連れていったりしてくれる存在は、ホントにありがたかったです。
今回は2回目で慣れたのもあるのか、そうちゃんが随分落ち着いていて助かりました。



受診のあとは、そうちゃんを学校に送り届けて、午後はまた別の用事へ。
1月の「親の会」でお呼びする講師と打ち合わせしてきました。
この先生は、そうちゃんが小学校1、2年の時にお世話になった臨床心理士さん。市内の学校を回って、スクールカウンセラーをされていた先生です。
講演内容の打ち合わせと言いつつ、近況を聞いてもらって、なんだかホッとして帰ってきました。
あったかい。
子どもへ向けた視線が。
そんな先生に会いに行けてよかったな、って。
歩んできた道や今考えてることを、口に出し受け入れてもらえた。
その経験が、これからも頑張ろうと思える原動力となります。
話し終わったら、鉛のようだった肩や頭がフワッと少し軽くなったように感じられました。
空の色だって、違って見えたよ。
夜、急に「ひらがなカード やりたいです」と言ったそうちゃん。

たくさんのカードの中から、
「おにの おー」を探し、笑い転げるのが定番です。
この笑顔を、かーちゃんは守りたいのだ。
だから、迷う。考える。精一杯。
手術の方向でスケジュール立てられるといいな、と期待して行きましたが。
そうすんなりとはいきません。
そうちゃんですもの。仕方ない。
以下、ドクター説明。
レントゲンの結果、扁桃腺が気道をかなり塞いでいます。
手術で摘出することで夜間の呼吸状態はかなり改善されるでしょう。
けれど、やはり術後のことが心配。
術後5~7日目に喉のかさぶたが剥がれて大出血を起こすことが100人に3~4人います。
その時は緊急手術になります。
安静にしたり、指示を理解することが難しいと、麻酔や処置が間に合わず息ができなくなってしまうかもしれません。
この子には、そのリスクがあります。
我々は最悪の場合を常に考えますから、慎重にならざるを得ません。
「睡眠時無呼吸症候群」が専門であるその先生は、メモに数値や図などを書いて示しながら、時間をかけて説明してくれました。
誠実。
聞いた内容は、前に行っていた他の大学病院から聞かされていたこととほぼ同じでしたが、きちんと検査をしてくれたことで、とても誠実に感じ、納得もできました。
そうちゃんにも、ちゃんと声かけしてくれたし。
大学病院としては、このような単純な手術で、「万一の重大な事象」を起こすわけにはいかない。
だから、「ややこしい事情」(=障害)でハイリスクなケースを、引き受けたくない。
そんな本音が見え隠れしつつ。
それでも一人の医師として、「病態としては十分に手術適応」であることから、なんとかしてあげたいという思いが伝わってきて。
「今日は結論が出せません。またおうちでも話し合ってからもう一度来てください。」と言われたのにも、素直に頷けました。
前の大学病院のドクターの顔には、「やりたくない」と書いてあった感じ。
今日のドクターたち(教授と専門医)の顔には、「こりゃ、やらないかんわなー。…。けど、どうするや?」と書いてあったような。
毎日息が止まって睡眠不足で、放っておいても改善の見込みがない。
そのことと、手術で大出血して命の危険にさらされることと。
それに入院前後のいろいろ。
考えれば考えるほど頭痛くなってくる。
でも、しっかり調べて情報も集め、家族で話し合って決めたいと思います。
耳鼻科ドクター、次回までに小児外科の先生とも相談しておいてくれるそうです。
病院内の連携をこうやってしてくれることも、安心要素です。
今日の受診には、馴染みのヘルパーさんに付き添ってもらいました。
大学病院ですから、広いです。
待ち時間も長いです。
そうちゃんと手をつなぎ、会話し、トイレに連れていったりしてくれる存在は、ホントにありがたかったです。
今回は2回目で慣れたのもあるのか、そうちゃんが随分落ち着いていて助かりました。



受診のあとは、そうちゃんを学校に送り届けて、午後はまた別の用事へ。
1月の「親の会」でお呼びする講師と打ち合わせしてきました。
この先生は、そうちゃんが小学校1、2年の時にお世話になった臨床心理士さん。市内の学校を回って、スクールカウンセラーをされていた先生です。
講演内容の打ち合わせと言いつつ、近況を聞いてもらって、なんだかホッとして帰ってきました。
あったかい。
子どもへ向けた視線が。
そんな先生に会いに行けてよかったな、って。
歩んできた道や今考えてることを、口に出し受け入れてもらえた。
その経験が、これからも頑張ろうと思える原動力となります。
話し終わったら、鉛のようだった肩や頭がフワッと少し軽くなったように感じられました。
空の色だって、違って見えたよ。
夜、急に「ひらがなカード やりたいです」と言ったそうちゃん。

たくさんのカードの中から、
「おにの おー」を探し、笑い転げるのが定番です。
この笑顔を、かーちゃんは守りたいのだ。
だから、迷う。考える。精一杯。