かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

軽トラに乗った救世主

2017年12月24日 20時29分47秒 | みゆみゆとの生活
冬休みに入ったとたんに朝の目覚めが早くなったそうちゃん。
あるある、ですな。
今朝も暗いうちから「あさになったよ おきたいよー」の連呼。
なんとか引き伸ばしても、9時にはもう、「おひるごはん たべにいきたいよー」。
スケジュールのこなし具合が早すぎる。

たまらず、お散歩へ。
今日は緑の葉っぱのショッピングモールを目指すコース。
ここが一番時間が稼げる。

しかし、どうも調子がよくない。
歩き出して30分後くらいから、大声を出す、ダッシュする、歩道で座り込む。。。

困った。
早々にリタイアして、とーちゃんに迎えに来てもらうか。

そう思い始めた時、スッと横に軽トラが停まった。
「そうちゃーん。こんなとこまで散歩に来たの?」
声をかけてくれたのは、みゆみゆの幼なじみのお母さん。
そうちゃんも覚えていたようで嬉しそうに近寄って行きました。

しばらく話してから、「そうだ。」と、荷台に積んでいたみかんをくれました。
冬空の下、3人でみかんを食べる、クリスマスイブ。
気持ちがほっこりしたよ。
畑で取れたばかりというみかんは少し酸っぱくて、素朴で懐かしいふるさとみたいな味がした。

「じゃあね、頑張ってねー。」明るく去って行った友人を見送り、お散歩を再開しました。

あれ。
さっきと全然違う。

ちょうどいい切り替えになったらしく、その後のそうちゃんはとても穏やかになり。
トータル1時間半のお散歩は無事に終われました。

軽トラで現れた救世主さまに、感謝を