かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

!と?

2006年04月11日 09時58分06秒 | みゆみゆとの生活
ひらがなが読めるようになったみゆみゆ、大きな字で書いてある本は、自分で読もうとすることも出てきました。

みゆみゆに、「!」と「?」の読み方を聞かれ、「びっくり」「はてな」と教えたら、なんだかややこしいことに・・・

「ぴかつ びっくり」とみゆみゆが本を読む。
なんじゃそりゃ、と本をのぞいてみると、
『ぴか~っ!』と書いてある。
みゆみゆが読むようになって気づいたことだけど、アンパンマン関連の本は、「!」マークがとっても多い。
そもそもタイトルが、「それいけ びっくり あんぱんまん」(それいけ!アンパンマン)だし。
「とべ びっくり とべ びっくり ちびごん は、みじゅいろのまるだったんだねー」
なーんて言われると、何がなんだかわかりません。
『とべ!とべ!ちびごん』というDVDの盤が、水色だった、ということなのですが。

これに、「?」が入るとさらにややこしい。
『ぼうや!だいじょうぶ?』をみゆみゆが読むとこうなる。
「ぼうや びっくり だいじょうぶ はての」

はての?   ・・・じいさんみたい。
私は「はてな」と教えたと思うんだけど。
「びっくり」も「はての」も、おかしいので直してあげなくちゃいけないんだけど、かわいいからしばらくこのままで・・・と、故意に「!」「?」を読ませて楽しんでしまう私は、これも親バカなのでしょうか。     

ドーム観戦だ!

2006年04月08日 14時54分30秒 | みゆみゆとの生活
なんと今日は、みゆみゆがお父さんと二人でナゴヤドームに野球観戦に行っています。
・・・とっても不安。大丈夫かなー。
最近お父さんと二人で遠出することなんてなかったから。

名古屋ドーム自体は、以前、そうちゃんが生まれる前に3人で行ったことはあります。そのときは、席に座っていたのは弁当食べてた3回くらいまで。その後は、ひたすら階段上ったり降りたり、エスカレーターに登ったり降りたり。ずっと歩き詰めで、探検しておりました。

さて、今日お父さんと一緒にドームに行くために、いろいろと準備をしました。
・まずは昨日の夜。テレビで野球の中継を見せる。
 「ほら見てごらん、野球やってるよ。ボール、ポーンってしてる。面白そうだね。」
 するとみゆみゆ、「やきゅうはー、おとうちゃんが みにいったんだよー」
 お、いい感じ。「みゆみゆも見に行きたい?」
 「おとーちゃんはー、つっぱちれーっていったんだねー」
 よしよし。「♪光の速さでつっぱしーれ」(井端応援歌)のことを言っている。前回行ったことを覚えているらしい。みゆみゆは、前回ドームに行った後、しばらくずっと井端の応援歌を歌っていたのです。
・そして当日。野球応援気分を盛り上げるために。
 本人の意思に関係なくドラゴンズのTシャツを着せる。(1番福留。理由は若いから。)
 昼ごはんのあと、おもちゃとしてドラゴンズのメガホンを与える。
・いよいよ出るときになり、説得開始。
 「おかーちゃんもいくのー」と当然のごとくダダをこねるみゆみゆに対し・・・
 「お母さんはね、今からそうちゃんとお注射に行かなきゃいけないの。痛いよーイヤだなー。みーちゃん、お母さんとお注射か、お父さんと野球か、どっちがいい?」
 いたいけな子どもをだましてしまった
 
しかしこれらの策(!)が功を奏し、すんなりとみゆみゆは「みーちゃんはおとーちゃんとやきゅうにいく」と車に乗り込んでくれたのでした。
まだまだ子どもよのう・・・とほくそえんだ私。
もちろん向こうについてから駄々をこねた時用に、おやつ・カラーペンとメモ紙・アンパンマンのめいろ本をカバンに入れて持たせました。

今頃どうしているかしら・・・ちょっぴり心配しながらも、開放感にひたっている、土曜の午後です

初バリカン

2006年04月08日 14時33分13秒 | ベイビー
そうちゃんの髪、もともと多かったのですが、ここのところさらに伸びてきて、収拾が付かなくなってきました。
耳や首にバサバサぞろぞろかかっていて、髪形が「きみまろかアネハか」って感じになっていたのです

そこで、前に親戚にもらってダンボールの中に眠っていたバリカンの登場!
実は、バリカンなんて見るのも触るのも初めて、という私、電源入れてびっくり、髪を切ってみて「キャー
大騒ぎです。
ところが切りはじめてみるとこれが結構面白い!持ち前の思い切りの良さ(悪い意味)で、どんどん切り進め・・・
ま、なんとか形になりました。
中途半端に前髪がナナメになってしまい、こんなことならいっそのこと丸刈りにしてやろうかと一瞬思いましたが、眠っていた理性が目を覚まし、かろうじてそうちゃんはぼうずをまぬがれました。

しかし、バリカン使って子どもの髪を切っている人、どうしてるんだろ。
そうちゃんは、振動音が気になるらしく、バリカンの方ばかり見るのです。
ちっとも切りたいところを切らせてもらえず、最終的には足で抑えたり夫に持っててもらったりしました。
当然そうちゃんは抵抗して大暴れ。新聞は敷いていたものの、そこらじゅう髪の毛だらけ、そうちゃんは口の周りにまで髪の毛がくっついて、涙と鼻水でベチョベチョになってしまっていました。
んー、悲惨。ま、洗えば済むことだけどね。

そんなわけで、かーちゃんの散髪修行、練習台の子ども達の悲劇は、まだまだ続きそうです。

保育園2日目

2006年04月07日 11時05分43秒 | みゆみゆとの生活
保育園2日目の様子について、力作(?)を投稿したのに、操作間違いで記事が消えてしまった・・・
ショック。パソコンって、こういうことがあるのよねー。
仕事しているときもよく悩まされたわ。
紙に書くのと違って、一瞬にしてゼロになってしまうからね。おそろしや。
もう一度始めから書く気にはさすがになれないので、簡単に。

昨日は、私がいなくなってからはすぐに泣き止み、意外にちゃんとみんなと一緒に一日過ごせたらしいみゆみゆでしたが・・・
どうやら保育園が替わってもかーちゃんがいなくなるのは同じらしい、と気づいたようで。
今朝は起きるときから大変。
「もうちょっとネンネするんだよー」と目をこすりながら弱弱しく言っているうちはかわいい。
「お着替えしようか」と声を掛けると。
「おきがえ、しない!みーちゃんは、ほいくえん いきたくないんだよー」 おっと、先制パンチ。

それでもなんとかりんごゼリーで釣って、着替えさせ、朝ごはんを食べさせました。
その間、あーだこーだとグズグズ言っては時間稼ぎを図っているらしきみゆみゆ。

家を出る時間は刻々と近づき・・・
私はそうちゃんをおんぶし、準備万端整えて、戦闘態勢。
目はギラギラ、気持ちはソワソワ。でも口元だけはにっこりと笑って(作り笑い)「カバン持って、保育園行こうかー。楽しいよー♪」
とたんに寝転んで抗議のみゆみゆ。「ほいくえん いきたくないよー

しかし、そんなことくらいでは動揺しません。「そっかー、みーちゃんは行きたくないんだね。」と気持ちを受け止めつつ、足で羽交い絞めにして靴下をはかせ、かばん・帽子を装着。やさしげに微笑みかけているつもりの私だったけど、きっとみゆみゆには不敵な笑いにしか映っていないことでしょう

それでも行きたくないと言い張るので、昨日から妙にお気に入りのクマちゃん(そうちゃんのガラガラ)にご登場願う。
クマの声色で(ちょっと低め)「みーちゃん、ぼくと一緒に保育園行こうよ。どんなところか、見てみたいなぁ。」
私の言うことはいちいち反抗しても、ぬいぐるみの言うことは不思議とよく聞くみゆみゆ、「うん、いっしょに いこう・・・」としぶしぶながら靴を履いて出発できた。

泣きすぎて真っ赤な顔をしたみゆみゆと、しっかり握り締めたクマちゃん。
見えてるのに、保育園への道中はなかなか長い。
クマちゃんにはその後も活躍してもらった。
・「だっこだっこ」と私にまとわりついた時には・・・
 「みーちゃん、おかーちゃんと抱っこする子は、保育園いけないんだって。ぼくと歩こうよ。」
 「はい。」二つ返事で歩き始める むむ、素直すぎる。
・途中立ち止まってしまった時には・・・
 「みーちゃん、きれいなお花があるよ!1つ取って、保育園に持って行こうか。」
 「あぁー おはなだー かばんにいれよっとん。」
 こうして通園カバンの中にはカピカピになった植物が増えていく。(行きと帰りに必ず花を摘むポイントがあるため。)

こうしてなんとか無事保育園までたどり着くことができました。
着いてしまえば、もうあきらめがついたらしい。
さっさと靴をしまい、かばんや着替えを棚にしまって、「おかあちゃん ばいばーい」とあっという間に保育園モード。
そうなってしまえば、他の子が泣いていようが全く自分とは関係ないのだ。
みゆみゆのそういうとこがお母さんは好き

今度は今日よりスムーズに家を出られるといいなー、
と欲を出しつつ、今日のところは上出来!と自己満足の、母でした。

通園初日

2006年04月06日 09時36分35秒 | みゆみゆとの生活
昨夜、「明日から保育園!早起きしなくちゃいけないから、今日は早く寝て~」という私の意気込みが伝わったのか、
「なにがなんでも絶対寝ない!」という強硬姿勢のみゆみゆ  なんでやねん。
9時から寝かしつけをはじめ、寝たのはなんと午前0時!
親も子も、ボロボロで寝ました・・・  かんべんしてくれ。

それでも今朝は7時半に起こし、「日本語であそぼ」でご機嫌を取ってからしっかり朝ごはん。
紺色スモックを着て通園カバンを肩にかけたら、はい、もう気分は保育園。
割とスムーズにおうちを出ることができました。

みゆみゆの気が乗っている時に出ないと二度と出られなくなってしまうので、大急ぎで私とそうちゃんも支度をし、いざ出発。
保育園についたら、1番でした。

先生におはようございますをして、持ち物を棚に入れ・・・
「じゃぁねー、いってきまーす。いい子にしてるのよ~♪」と軽ーく言ってみたら、
「はい。いってらっしゃい。」と教室内を探検中。
なーんだ、楽勝。

お布団を別の部屋に敷きに行き、帰ろうとしたら、帽子を置く場所を間違っていたことに気がつきました。
帽子を所定の場所に掛けなおそうと部屋に戻ったら、みゆみゆとばったり。
そのときみゆみゆは、ハッとして、「もしかして、置いていかれる?」という顔をしました。そして私はマズイと思いました。

「みーちゃんは、おかーちゃんと一緒に行くんだ。」きっぱり言い切ったみゆみゆ、何かを悟ったらしく、私の足にしがみついて離れません。
「みゆみゆは保育園。お昼のあとお迎えにくるからね。」という私の言葉は全く耳に届かず、お得意の「だっこー」コールがはじまり・・・。

最終的には、ひっくり返って号泣しているのを無理やり保育士さんに押し付けて退散してきてしまいました。
あー、後ろ髪引かれる。
一時保育の時もこうだったから、3日で慣れるとは思うけどね。

それにしても保育士さんは大変!
みゆみゆ以外にも泣いている子はいたし、てんで勝手にめいめいの行動をとるおさるさんたち(失礼^^;)を、いきなり一日いっぺんに見るんだもん。
大丈夫なんだろうか・・・。担任の先生はベテランだったけど。
家に帰ってきてからも気になって、2階の窓からチョコチョコのぞいてしまいます(うちから見えるのです)。
子どもの泣き声と先生の大きな声がかすかに聞こえて、心配。手伝いに行ってあげたいくらいです。
先生、あの調子じゃ、一日で声つぶれちゃうんじゃないかな・・・
頑張って、先生

春が来た!

2006年04月03日 10時23分20秒 | みゆみゆとの生活
近所の空き地に、ここのところ毎日のように人が座り込んでいる。
そこからの帰りらしき小学生が、手に手に持っているものを見せてもらうと、それは「つくし」。
小さい頃、私もとったことあるなーと懐かしく思いました。
翌日、早速みゆみゆとそうちゃんを連れて空き地へ。
人がたくさん取って行ったので、もう残りはわずかなのかも・・・とさして期待もせず行ったのですが、行ってみるとすごい。
ニョキニョキ、数えきれないくらい生えている。

「みーちゃん、これつくしって言うんだよ。取って帰って、食べようね。」とみゆみゆに声を掛けると・・・。
「食べられる」という言葉に反応してがぜんやる気が出たらしいみゆみゆ、
「やったー!ちゅくち、いぃっぱいあるよー」と取り掛かってくれました。

みゆみゆは、元々外で遊ぶのも土を触るのも大好き。
その上なんだか食べられるらしいとあって、黙々と摘んでくれ、私はそうちゃんとポカポカ日向ぼっこでのんびり。
帰りも、いつも公園では「まだ帰らなーい」とグズるのですが、「持って帰って食べようね」の一言でOK。

家に帰り、仲良く「はかま」をとって洗い、ほうれん草と一緒に卵とじにしていただきました。
ちょっと味付けが濃かったけど、アクもしっかり抜けていて、おいしかったです

春ですねぇ~