想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

あけびの実

2017年10月03日 | 野山散策

震災7年10月3日

 先日、山登りのハイキングで偶然見つけたアケビです。枝もたわわに熟れていました。今にも、落ちそうな感じでした。そのアケビを手の取ってみて、その自然の紫の色が美しく、じっと見入ってしまうほどでした。なるほど、昔から、官位の最高位にある色だなとしみじみ思いました。

 人為的にこの色を出そうとすると、なかなかむつかしいでしょう。日本画の絵の具なら出せるかもしれません。

 野山に出て自然を観察していると、やはり、スミレや菖蒲、藤、を始め紫は日本の色だなと言うことをつくずく感じます。紫と一言いっても、その線上は無数の色があるようです。日本の色、伝統色として、54ありました。そのいくつかを挙げてみます。

あかむらさき
#eb6ea5

#9d5b8b

[2] 京 きょうむらさき
#9d5b8b

 

#594255

[3] 滅 けしむらさき
#594255

 

#460e44

[4] 紺 しこん
#460e44

#895b8a

[5] 古代 こだいむらさき
#895b8a

#884898

[6] むらさき
#884898

 

#745399

[7] 江戸 えどむらさき
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#674598

[8] 青 あおむらさき
#674598

#867ba9

[9] 苑色 しおんいろ
#867ba9

 

#a59aca

[10] 藤 ふじむらさき
#a59aca

#2e2930

[11] 黒 しこく
#2e2930

#513743

[12] 似せ にせむらさき
#513743

藤紫、なす紺、二人静か等もありました。 日本の色は自然と結びついて命名されているんだなと思い、自然と共に色々な色が合ったんだなと日本人の機微の細やかさにはびっくりしています。醤油を紫といい、また、紺の黒髪なども有名な言葉です。日本の言葉や色についても、また、機会があれば色々調べてみたいです。

 日本の奥の深さをこの年になり益々、感じています。私に取ってはまだまだ、神秘の世界日本の姿があります。どちらにしましても、日本のルーツは自然と共にあったのだと感じぜずにはいられません。国学や神道の奥に色々なことが潜んでいるに違いありません。ITの時代であるからこそ、よけいに過去に日本に目を向けて行きたいです。

取ったばかりの時は、もっと、紫がきれいでした。一日置いておいたので少し色が褪せてしまいました。

シキミの実

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上手な転び方を学ぶ

2017年10月03日 | エッセイ

震災7年10月3日

 うまく、できたい。成功したい。と、思うのは人の常だと思いますが、人生、成功ばかりではありません。成功するためのノウハウは至る所に溢れています。大事なことは、どう、失敗するか。どう、安全に転ぶかです。失敗から学ぶことや七転び八起きなどの言葉は、昔から、言い古されて来ています。

 私の言いたいことは、どう、失敗したら安全なのか、どう、転んだらけがが少なくてすむかのお話です。

 毎日、太陽が出ているときばかりではありません。晴れがあれば曇りや雨の日もあります。それが、自然です。私たちの周りにも成功もあり失敗もあるのが日常です。いい日ばかりあればいいな、いつも幸せならいいなと思うこともあるでしょう。しかし、そうは問屋が卸しません。その両方があるのが現実です。そんなとき、どう、考えたらいいのでしょう。

 以前、私はこんな体験をしました。

 私は、定年前後から、健康を気にかけるようになって来ました。子どもの習い事の延長でサッカーをやっていて、足首を痛めたのです。医者にかかっても、いつ直るとも言わないのです。医者でも分からないことがたくさんあるのだなとつぶやいていたことを想い出しました。

 それは、59歳の頃だったと思います。このままでは、これから、脚をかばって歩かなければいけないかと、心配になりました。15も年の若い人たちと、子どものお供でサッカーの練習をしたり、その保護者達と夜間、試合をしたりしてキックをしたり、走ったりしていたのが、裏目に出て足首を痛めてしまったのです。

 その辺の頃から、自分の健康は自分で考え管理するのが一番だと考えました。人には本来自然治癒力が備わっているのです。

 グルコサミンやコンドロイチンなどの言葉もかけめぐっていたのがそのころです。カイロプロテェックや整体などの治療もうけたのが、今、思うと懐かしく蘇ってきます。所詮、それらは、外部の力を借りて直すのです。直すというより、一時的に快の状態にするだけなのです。根本の所では直ってはいないのです。

 それから、足腰を鍛えることが、これからのアンチエージングだと考えるようになり、なるべく、歩くように心がけて来ました。

 人間の体は関節と腱や筋肉や骨格でできています。今まで考えても見ませんでしたが、実にたくさんの関節が体にはあります。通常動かしていない、関節や筋肉もたくさんあることに気づきました。

 そうだ、その動かせていない筋肉をバランスよく動かすことこそ、アンチエージングだと気づいたのです。それで、できるだけ、色々な隠された筋肉を使うように心がけるようになりました。

 その中から生まれたのが、後ろ向き歩きや後ろ向きジョギング法です。後ろ向きで全力で走った事もありました。結構行けるなと、自信を持ったのはいいのですが、ある時、池のほとりを後ろ向きで歩いたいたときです。その先に階段があるのに気づかなくて転倒してしまったのです。

 当時はまだ、まだ、体力もあり、運動神経には自信がありましたので、柔道の受け身ではありませんでしたが、体がうまく動き上手に転ぶことができ、大事には至りませんでした。

 そうだ、人生、成功ばかり考えるのでなく、いかに上手に転ぶかが大切なんだなと痛切に思いました。常日頃から、なるべく俊敏に体を動かす様に心がけていたことが、ここに生かされたのです。どう成功体験を積むのかではなく、どう失敗を上手にまとめるかが大切だと思いました。

 これからも、何度も転ぶような出来事に出会うか、分かりませんが、上手な転びかたが大切だなとこのときほど、思ったことはありませんでした。  

 

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