想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

読み・書き・ITと知・徳・体

2020年06月02日 | エッセイ

コロナ元年6月2日

 昔は世の中に出るのに、必要なのが読み・書き・そろばんと、よく言われてましたが、最近は情報社会となり、読み・書き・ITといわれています。特にコロナ対策に追われ、益々活きる力にITは必要不可欠の時代になりました。これからは、まずもって、ITの知識と操作技術は大切です。

 選挙も番号制を利用すればもっと、早く結果が出ると思うのに、政府の情報リークへの危惧・リテラシーの無さ・与党への投票数の低下が大きな足かせとなって、ちっとも電子投票が進みませんし、折角の国民ナンバー制も10万円の支給に当たり、大活躍かと思いきや、封筒で送るやり方の方がはやく国民に支給できるなど、不手際続きが出てしまい、私も当初は番号制で申請しようとし、中途で頓挫せざるを得なくなってしまい、日本は世界でも先進国の中で大きな遅れをとっているような状況です。

 お隣の韓国とは大きな差がついてしまいました。国民№制度ではその背景となる№カードと銀行口座がリンクができていなかったのが、大きな原因だといわれています。私も前々から何のための番号制度かなと、利用がちっとも進まないことを不思議に思っていた時期がありました。案の定、今回のコロナ支給で大きな欠陥が露呈してしまいました。

 正直なところ、私も№制度で支給をお願いしようと、最初は想って総務省に問い合わせをしたのですが、番号だけしか持っていなくて、顔写真を登録した正規の物でないと駄目だといわれてあきらめました。登録申請だけはそのおかげですることができました。後、ひと月もすると国から届くらしいです。スマホで申請を済ませました。総務省のPR不足も大きな原因だと想います。顔写真入りでないと正規の№カードとは言わないようです。市役所の方もそのことは何も言ってくれなかったので、二十手間になってしまいました。

 今回のコロナ禍で在宅に伴うテレワーク化や移動ができない為にZOOMやLINEを中心とするテレビ会議のアプリが大きな活躍を見せたことにより、情報化のどこに遅れがあるかが、国際間の中でより明確化されてきたので、現在の日本の技術からすれば、今後は速いテンポで世界のレベルに追いついてゆくものと想われます。もともと日本は、高度な情報機器の生産国ですから、政府の考えが変われば大きく良い方向に展開していくのではと期待をしています。これからの発展を夢見たいと想います。

 さて、そんな世界の流れの中でも昔から言われてきた知・徳・体にも触れてみたいと想います。昔はこの言葉は好んでどこの学校でも使われてきました。特に昔は徳という言葉が大きな力があったと想います。最近は知・徳・体という言葉は、あまり聞かなくなりましたが、やっぱり、いつの時代でもこの三つは連動してこそ、大事なことだと想います。いつの時代でもバランスが大切なのです。

 理想的には三つの価値が正三角形を構成するのがいいのだと想います。いわゆる職務の事でどこかのブログで私がのべました三面等価の原則です。頭だけよくて、人を見下してもいけないし、体だけ丈夫でも、何も知識がないとこの情報社会に生きてゆけないし、徳だけ優れていて精神論だけでも世の中に疎いと、これまた生活できないわけです。

 地に働けば角が立ち、情に竿させば流されるし、意地を通せば窮屈になってしまうといった明治の文豪、夏目漱石の「草枕」の一説を想いだします。彼もその中でバランス感覚の妙を言っているのだと想います。

 いわゆる「草枕」冒頭に出てくる名句です。人付き合いの難しさを説いたもので、世間の人と付き合うときには頭のいいところを出し過ぎると上から目線になり過ぎて嫌われるし、あまりにも情が深いとそれに流されてしまう危険があるし、また、自分の意見を言い過ぎて衝突することも多くなるだろうといっています。

 私的には俗にいう銀座の№1マダムぐらいがぴったりだと想っております。残念ながら、まだ、実際にお会いしたことがないので、推測で物申すのもはばかるのですが…失礼ながらそういわさせてもらいます。
 

コメント
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