想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

感性なくして、なぜ、ITか?

2021年12月18日 | エッセイ

コロナ2年12月18日

以前のブログで書いていた事がありました。再度掲載し、あらためて振り返ってみます。あんな時もあったなと…。

 詩は私にとって、まさにその日その時感じたままを言葉にしてます。

 どんなに科学が進歩しても、感性は未来永劫人を人たらしめるものとして、なくてはならないものだと考えています。

 IQが高く、デジタル社会がとれだけ進歩しても、根底に人である限り感性無くして人であらずであり、感性こそ、最も人間の尊厳に関わる資質でもあります。知能指数より感性指数です。感性指数こそ、競い合いのない数値です。他にも幸せ指数も大切です。

 これからは、ロボットは益々進歩し人間に近づいてくるでしょう。介護ロボットも当たり前になり、映像もよりリアルになってくるでしょう。やがて、その技術が進めば顔認証偽造も大きな社会問題になり、作られたデジタル人間が実際の人間と同じレベルになり、これにかかわってくる犯罪も多発してきましょう。

 便利な反面どこかで、規制もかけていかないと、バーチャルと現実の区別がつかない世界になる危険がせまっています。バーチャルに世界旅行も手軽にできる世界も実現してきましょう。仮想で体験したことと、現実での出来事が重なって大きな社会問題になります。

 規制をかけようにも立法の速度はITの進歩に及びませんので、行政の在り方も大きくしなやかに変えていかないと、今のままでは、IT力を持った企業が野放しになってしまいます。ダークパターンの問題もやがて、日本でも大きくマスコミにも取り上げられてくるでしょう。

 ソニー前CEOが先日こんなことを言っていたのが、印象に残りました。。「ソニーは変化に対応するから、変化を引き起こす。」に転換してから業績が急激に伸びたと…。

 正にこれからは、ITの進歩と法規制の問題は近々の問題なのです。メルマガの配信停止だけを取ってみても、配信停止をしようにも、何処にそのリンクがあるのか分からないメルマガが沢山現に存在してます。ひどいのになると、他に何度もリンクを誘い、挙句の果てに配信ボタンがない等の悪どいものも多々存在してます。

 大きな問題なのに国は何ら規制をかけていないのです。この種のIT人材を早急に増派して、新しい法規制を速く作る仕組みを考えていかないと、どうしようもない世界になってしまっています。これが、現実です。

 シニアのスマホを持つ人が沢山増えて来ましたが、この世代は彼らにとっては鴨がネギをしょって来ているようなものです。この世界は野放しの状態です。企業倫理にまつしか手がないのです。

 義務教育でもITと投資教育は英語と並んで必携のものとなりましょう。また、どこかでも詳しく述べていきたいと想っています。

 こんなことを想いながら、以前の詩を鑑賞してみましょう。

 庭先には色々な植物があります。一つ一つは、一時たりとも、同じ状態ではありません。時々刻々その様相は変化していってます。時とは実に不思議なものです。見る主体の私の心も時と共に変わって来ています。1秒たりとも同じ時はないのです。

 この、いつも変わっている自分を知ることが般若心経の教えかもしれないと最近思うことがよくあります。すべては変化しているのです。苦楽といえども同じなのです。静は動にもなるし無は明にもなるのです。生は死と裏腹です。生きるとは死を自覚することです。実に不思議といえば不思議です。強情だという人も時の流れと共に変わっているのです。

 こんなことを想いながら、我が家の庭を見ながら詩にしてみました。

朱色こそ 日本の色と 想うことあり
 

いと楽し 俯瞰して見る 渋柿かな
コメント
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