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コロナ6年2月14日(ウクライナ、ロシア戦争4年)
体の調子が良くないとき、あなたはどうしますか?すぐに薬に頼りますか?あるいは医者に診てもらって、大量の薬を処方してもらいますか?
今の日本では、体調がすぐれないときに躊躇なく薬を飲んだり、医者に行ったりします。この傾向は日本特有のようです。
日本は病院での寝たきり老人大国でもあります。平均寿命の延びが健康寿命の延びを上回るという現状は、薬漬け・医療漬けの期間が増えただけであり、QOL(生活の質)の向上には繋がっていません。これは人間の尊厳にかかわる重要な問題であり、医療費の無駄遣いといえます。
これからは健康寿命に焦点を当て、その余命年数の統計を急ぐべきです。現在、健康寿命の統計値はありますが、健康な人があとどれくらい健康でいられるかという余命年数の統計がありません。これでは効果的な行政サービスの立案が困難です。
高福祉・高負担で知られるスウェーデンは「寝たきりゼロ社会」を実現しています。そこでは胃ろうは虐待とされ、QOLが重視されています。介護士も公務員として身分が安定し、大きな権限を持っています。
スウェーデンでは在宅看護が基本で、介護士が派遣されるのが一般的です。施設に入るのは臨終間際であり、日本のように施設での長期の寝たきりは少ないのです。認知症の場合も、薬に頼るのではなく、本人の必要とする援助を重視します。
日本も今後、以下の点で改革が必要です:
1. 過剰医療を避け、QOLを最優先する考え方への転換
2. 介護職の待遇改善と権限強化
3. 健康保険制度の見直し(予防医療、健康維持活動への支援)
4. 在宅介護の推進
病気は自然現象であり、人体の内部でバランスを取ろうとする過程です。薬に頼る前に、自然治癒力を信じることが大切です。それを強めるのは運動や栄養であり、その支援に政府はもっと力を入れるべきです。
便利なITやAIに依存し過ぎず、自分で考える習慣を持つことが重要です。心の余裕を持ち、広い視野で物事を考えることが、真の健康な社会への第一歩となるでしょう。
PS
今回の動画は、過去2019年8月の動画を要約し、整理しまとめ直しました。改訂版となります。
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