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コロナ6年3月1日(ウクライナ、ロシア戦争4年)
日本の医療を見ていると、現在は治療中心のアプローチが主流です。しかし、私は医療の本質的に大切なことは「治療」から「予防」へと視点を移行することだとつくづく感じています。
予防医療とは何でしょうか。それは日常生活の中でどのように健康を維持するかという問題です。健康を保つためには、病気の原因を考え、それを未然に防ぐという発想が重要なのです。
そう考えると、健康な日常生活の核となるのは主に二つの要素です。一つは適切な運動。もう一つは食事です。「医食同源」という言葉があるように、食事が健康の基盤となります。
このような予防中心の医療体制では、様々な専門家の連携が必要になってきます。医師はもちろん中心的な役割を担いますが、それに加えて食事面では管理栄養士や栄養士の専門知識が必要です。また、適度な運動を促すための運動アドバイザーのような専門家も大切な役割を果たすでしょう。
現状の日本の医療制度を見ると、ほとんどが治療に焦点を当てています。患者が病気になり、病名がついてから、それに対してどのような薬や治療法を用いるかという対処療法が中心です。
しかし、本当に大切なのは「病気にならないために何をするか」という予防的アプローチです。これこそが、これからの医療が焦点を当てるべき課題ではないでしょうか。
将来の医療費削減を考えた時も、その根本は国民一人ひとりの健康維持にあります。常に健康を保ち、病気を予防することが、結果的に医療費の節約につながるのです。
予防医療に重点を置いた新しい医療制度の構築こそが、これからの日本の医療が目指すべき方向性ではないでしょうか。
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