3.11さよなら原発福井県集会、敦賀集会まで1週間となりました。
今朝のマスコミでも福井県内に福島から避難されたみなさんの生活や活動が報道されています。
生活の場も職場も奪ってしまった原発事故の異常さをあらためて痛感します。
福井でも、どこでも二度と福島原発事故を繰り返してはなりません。
そのためには、ひとりひとりが声をあげ、行動しましょう。
宇都宮健児弁護士・反貧困ネットワーク代表からも集会賛同のメッセージが届いています。
「原発は常に被曝を伴う非人間的労働によってしか稼動できないことから廃止されるべき。集会を契機に脱原発の運動が広がっていくことを祈念します」
集会の詳しいことは ⇒ http://goodbyenppfmt.blog.fc2.com/
ぜひ、みなさんもお誘いあってご参加ください。
★
朝日・・・本四架橋―この失敗を繰り返すな
本州と四国を結ぶ本四架橋の高速道路について、国土交通省と地元の10の府県・市が、料金と負担の見直しで合意した。
3ルート、計17の橋からなる本四架橋は2兆8700億円をかけて造られた。ところが、通行量が想定を大きく下回り、本四高速会社に入る料金収入だけでは借金を返せない。
03年に約1兆3千億円の借金を切り離して税金で穴埋めする一方、国と10自治体は計800億円を毎年拠出し、料金値下げと借金返済に充ててきた。
このうち267億円を負担する自治体側が「もう払えない」と音を上げた。そこで、拠出はあと2年で打ち切る。
かわりに東日本、中日本、西日本の高速3社の料金収入を回す考えだ。それを原資に、借金を返しつつ、本四高速の料金を全国平均並みに引き下げ、通行量の増加をめざす。
高速道路全体の借金返済も、2050年度と決められている期限の先延ばしを検討する。
05年に実施された道路公団民営化の狙いは何だったか、思い起こす必要がある。
高速道路の料金収入をひとまとめにする「プール制」を改めて、会社・路線ごとに収支をしっかり管理する。造る道路は本当に必要なものに限り、各社の創意工夫で売り上げを増やし、確実に借金を返す。こういうことだったはずだ。
新たな方針は、民営化の理念に反する。全国各地の高速道路の利用者も、支払う料金が本四架橋の借金返済に回ることに納得するだろうか。
架橋を3ルートも整備したのは、地元が強く要請し、関係する政治家が後押ししたからだ。自治体の資金拠出を前提に着工したものの、心配されたとおりの計画破綻(はたん)である。
痛感するのは、大型事業のツケの重さだ。同様の構図がほかにもないだろうか。
政府・与党は新年度に、整備新幹線の未着工3区間、東京外郭環状道路の練馬―世田谷間を相次いで着工する方針だ。それぞれ3兆円余、1兆2千億円余かかる。
整備新幹線を運行するJRや外環道を建設・運営する高速道路会社を通じて利用者が負担するほか、多額の税金も投じる。
経済が右肩上がりの時代と違い、人口は減っていく。国や自治体の財政は大きく悪化し、消費増税が日程にのぼっている。
そんな時に巨額の投資が本当に必要なのか。
造り始めてからでは遅い。本四架橋を教訓に、立ち止まって考えるべきだ。 ・・・・・・・・・・
そうだ!立ち止まって考えるべきだ。
本四架橋の問題点は高校生当時、日本語版がでていた「リーダーズダイジェスト」で読んで、「いやー、大人はひどいことするなあ」と思っていた。
さて、全国の新幹線に3兆円。さらに、地元負担や、在来線の第三セクター化の巨額の負担。
先日の一般質問では日経の記事を引用した。今度は朝日もおなじ論調だ。以前、読売でも批判された。
ここは、ぜひ全国紙系の福井支局のみなさんは、地元・福井からおおいに問題点も浮き彫りにし、県民世論を喚起する記事を連打していただきたいものである。マスコミのみなさんも腕のみせどころだ。
期待したい。
ところが、3月9日ともいわれている福井県と沿線自治体の会議で、県民に「不都合な真実」が知られる前に、さっさと北陸本線のJRからの経営分離を同意しようとしている。
まず、これは延期を求めたい。
まだ、沿線自治体も県議会も議会中である。
昨日も沿線自治体関係者と意見交換したが、各議会内でも「不満」が高まっているという。
こんな重要な問題を各議会でのていねいな審議なくして決めてしまおう、という手法は議会軽視も甚だしい。
行政の都合によって、ある時は、「民意の代表である議会の議論を尊重します」と言ったり、今回のように議会の審議がおわる前に行政の都合で決めてしまおうとしたり・・・・。
はっきり言っておきますよ。議会は並び大名ではありません!
今朝のマスコミでも福井県内に福島から避難されたみなさんの生活や活動が報道されています。
生活の場も職場も奪ってしまった原発事故の異常さをあらためて痛感します。
福井でも、どこでも二度と福島原発事故を繰り返してはなりません。
そのためには、ひとりひとりが声をあげ、行動しましょう。
宇都宮健児弁護士・反貧困ネットワーク代表からも集会賛同のメッセージが届いています。
「原発は常に被曝を伴う非人間的労働によってしか稼動できないことから廃止されるべき。集会を契機に脱原発の運動が広がっていくことを祈念します」
集会の詳しいことは ⇒ http://goodbyenppfmt.blog.fc2.com/
ぜひ、みなさんもお誘いあってご参加ください。
★
朝日・・・本四架橋―この失敗を繰り返すな
本州と四国を結ぶ本四架橋の高速道路について、国土交通省と地元の10の府県・市が、料金と負担の見直しで合意した。
3ルート、計17の橋からなる本四架橋は2兆8700億円をかけて造られた。ところが、通行量が想定を大きく下回り、本四高速会社に入る料金収入だけでは借金を返せない。
03年に約1兆3千億円の借金を切り離して税金で穴埋めする一方、国と10自治体は計800億円を毎年拠出し、料金値下げと借金返済に充ててきた。
このうち267億円を負担する自治体側が「もう払えない」と音を上げた。そこで、拠出はあと2年で打ち切る。
かわりに東日本、中日本、西日本の高速3社の料金収入を回す考えだ。それを原資に、借金を返しつつ、本四高速の料金を全国平均並みに引き下げ、通行量の増加をめざす。
高速道路全体の借金返済も、2050年度と決められている期限の先延ばしを検討する。
05年に実施された道路公団民営化の狙いは何だったか、思い起こす必要がある。
高速道路の料金収入をひとまとめにする「プール制」を改めて、会社・路線ごとに収支をしっかり管理する。造る道路は本当に必要なものに限り、各社の創意工夫で売り上げを増やし、確実に借金を返す。こういうことだったはずだ。
新たな方針は、民営化の理念に反する。全国各地の高速道路の利用者も、支払う料金が本四架橋の借金返済に回ることに納得するだろうか。
架橋を3ルートも整備したのは、地元が強く要請し、関係する政治家が後押ししたからだ。自治体の資金拠出を前提に着工したものの、心配されたとおりの計画破綻(はたん)である。
痛感するのは、大型事業のツケの重さだ。同様の構図がほかにもないだろうか。
政府・与党は新年度に、整備新幹線の未着工3区間、東京外郭環状道路の練馬―世田谷間を相次いで着工する方針だ。それぞれ3兆円余、1兆2千億円余かかる。
整備新幹線を運行するJRや外環道を建設・運営する高速道路会社を通じて利用者が負担するほか、多額の税金も投じる。
経済が右肩上がりの時代と違い、人口は減っていく。国や自治体の財政は大きく悪化し、消費増税が日程にのぼっている。
そんな時に巨額の投資が本当に必要なのか。
造り始めてからでは遅い。本四架橋を教訓に、立ち止まって考えるべきだ。 ・・・・・・・・・・
そうだ!立ち止まって考えるべきだ。
本四架橋の問題点は高校生当時、日本語版がでていた「リーダーズダイジェスト」で読んで、「いやー、大人はひどいことするなあ」と思っていた。
さて、全国の新幹線に3兆円。さらに、地元負担や、在来線の第三セクター化の巨額の負担。
先日の一般質問では日経の記事を引用した。今度は朝日もおなじ論調だ。以前、読売でも批判された。
ここは、ぜひ全国紙系の福井支局のみなさんは、地元・福井からおおいに問題点も浮き彫りにし、県民世論を喚起する記事を連打していただきたいものである。マスコミのみなさんも腕のみせどころだ。
期待したい。
ところが、3月9日ともいわれている福井県と沿線自治体の会議で、県民に「不都合な真実」が知られる前に、さっさと北陸本線のJRからの経営分離を同意しようとしている。
まず、これは延期を求めたい。
まだ、沿線自治体も県議会も議会中である。
昨日も沿線自治体関係者と意見交換したが、各議会内でも「不満」が高まっているという。
こんな重要な問題を各議会でのていねいな審議なくして決めてしまおう、という手法は議会軽視も甚だしい。
行政の都合によって、ある時は、「民意の代表である議会の議論を尊重します」と言ったり、今回のように議会の審議がおわる前に行政の都合で決めてしまおうとしたり・・・・。
はっきり言っておきますよ。議会は並び大名ではありません!