前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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大飯原発再稼働をめざし、保安院が今日福井県入り。県の委員会に説明。県民的監視を!

2012年03月30日 | Weblog
     昨日も、福井県庁ロビーで大飯原発再稼働に反対し、断食をつづけておられる中嶌哲演住職に激励メッセージをおとどけしました。ちょうど、光陽生協病院の平野Dr.が診察にみえられました。しかし、中嶌住職の断食は5日目というのに、精力的に話されます。
私に対しても、「なぜ年度末最終日に保安院がくるのですか」「県議会はなにか動くのですか」と矢継ぎ早に質問されます。

      今日、保安院がきて福井県の専門委員会に審査の状況を説明するのです。県の専門委員会の審議が注目されます。傍聴希望者は16時45分、福井県庁2階中会議室集合。定員超の場合は抽選となります。
      抗議の断食に取り組んでいる中嶌哲演住職も参加予定です。会議終了は20時ごろになるのではないでしょうか。
保安院の説明、県の原子力安全専門委員会の論議、積極的に注視しましょう!


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      保安院の黒木審議官らが京都府知事、滋賀県知事にも「大飯原発は安全」との説明をおこなったそうですが、両知事から、「大飯原発再稼働は反対」と厳しく言われたようです。
このように、福井県内はもちろん、周辺の府県にまで災害時の被害がおよぶ原発事故について、党派を問わず慎重論が大勢です。
      野田政権が再稼働を無理にすすめようとすれば、消費税増税批判もあり、政権はもたないでしょう。国民や各自治体からの批判で火だるまになります。福井県がこのような国民の生活と安全を考えない末期政権と心中する必要はありません。
      野田政権が再稼働同意を求めてきても、福井県の原子力政策の原則にたって、「国民合意なき原子力行政には協力できない」と断るのがスジではないでしょうか。

以下、読売の記事です。・・・・


      読売・・・大飯再稼働「反対」 京都府知事「安心安全譲れぬ」

     経済産業省原子力安全・保安院の担当者が29日、京都府庁を訪れ、関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)のストレステスト(耐性検査)1次評価の審査結果を山田知事に説明した。山田知事は、東京電力福島第一原発事故の教訓を踏まえて作る新しい安全基準が国からまだ示されていないことを問題視し、「現段階での再稼働は乱暴だ」と反対の姿勢を鮮明にした。

 訪れたのは、黒木慎一審議官で、大飯原発ではストレステストで安全性が確認されたと説明。しかし山田知事は、政府が設立を目指す原子力規制庁などが原発の新しい安全基準を策定する方向で議論が進んでいることを念頭に、「安全基準がまだ決まっていない中で、『とりあえずテストした』という風にしか聞こえない。安心安全は譲れない問題だ」と述べた。

 黒木審議官は「ストレステストにより現時点での安全性は確認できている。福島を襲ったような地震や津波が起きても、大飯原発では同じようなことにはならない対策がとられている。(新しい)安全基準は、より安全性を確かめるものだ」と理解を求めたが、知事は納得しなかった。

 また、原発を再稼働させる際には「地元」の同意を得る、と国が示していることにも話題は及んだ。大飯原発から半径30キロ圏内には舞鶴、綾部、南丹、京都、京丹波の計5市町が含まれていることを踏まえ、山田知事は「今後、政治判断で再稼働を決める時には、その前に関係府県に政府が説明するよう伝えてほしい」と要望した。

「府民意見反映を」

市民ら50人横断幕 黒木審議官が府庁を訪れることに合わせ、府庁前では、大飯原発の再稼働に反対する約50人の市民らが「再稼働はいやどす」「地元=京都の声を聞いておくれやす」などと書いた横断幕を掲げてアピール。参加者は「再稼働の判断には府民の意見も反映してほしい」と訴えていた。・・・・・・