前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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保安院が福井県議会に説明したが、説得力不足!3.11さよなら原発福井県集会、著名人の期待あいつぐ

2012年03月06日 | Weblog
    NHK・・・保安院が県議会で説明

    国の原子力安全・保安院は、東京電力・福島第一原発の事故を受けてまとめた30項目の安全対策を福井県議会に説明しました。
5日は、保安院の黒木慎一審議官ら3人が福井県議会の全員協議会に出席し、福島の事故の教訓から得られた30項目からなる安全対策の内容を説明しました。

黒木審議官は、敷地内の電気設備をできるだけ分散させることや、建物の浸水対策を強化するといった対策内容を説明し、地震の揺れや原発の老朽化が事故の発生や拡大につながったとは考えにくいと結論づけたことを説明しました。
議員からは「原発の内部に入っていないのに老朽化が影響していないとするのは信頼できない」といった厳しい意見が相次ぎました。一方、県が求めている事故の検証を踏まえた新たな安全基準について黒木審議官は「30項目の安全対策は、原子力規制庁ができたあとに法的な規制にすると思うが、県が求めている基準とは直接イコールのものではない。政治的なレベルで示されるものだ」と述べ、基準を示す具体的な時期や内容は明らかにしませんでした。

説明を終えた黒木審議官は「福井県の要請は重いものなので新しい安全基準は政治的に高いレベルで判断するということになっている。原子力安全委員会で大飯原発3号機と4号機のストレステストの評価結果を検証する中で判断することになると思う」と話しました。・・・・・・


    昨日は県議会に原子力安全・保安院の黒木審議官ら4名が来て、福島事故をうけた知見や、大飯3,4号機のストレステストの内容などの説明をおこないました。
 わたし達は「今の時期に開催しても時期尚早」と開催そのものに反対してきました。

    議員からも「ソフト対策は」「安全基準の出し方はどうなるのか」「シビアアクシデント対策を基準にどう反映するのか」「熊川断層との連動の評価は」などとの指摘が相次ぎました。
保安院の説明は少なくない議員には「説得力不足」と映ったのではないでしょうか。

    私も、「県の安全専門委員会での指摘に対してもまともに回答できない個所が多々あったが、どうして妥当の結論がだせたのか」「耐震バックチェックをやり直す必要がある」などと指摘・質問しました。保安院の黒木審議官は「福島事故についてわからないこともあるが分かっている範囲でシビアアクシデント対策を講じ、それに対して新しい評価手法で評価した」「耐震は再評価する」と回答。私は「実際、福島では地震動の記録が中断しており正確な評価はできないではないか」と指摘しました。
今後、議会の委員会でもしっかり審議していきたいと思います。

         
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   あと5日となりました。
3.11さよなら原発福井県集会in敦賀市へは福井市内からも臨時バスが運行されます。
昼食代込みで2000円。学生は1000円。
お申し込みは私か、西村たかじ元市議(090-9765-6256)まで。

集会の詳しい内容は ⇒ http://goodbyenppfmt.blog.fc2.com/


    世界最大の原発集中地域・福井の集会に全国の著名人からも応援メッセージがあいついでいます!

●有馬 頼底 (金閣寺・銀閣寺住職)
 集会が盛大に挙行され成功されます様祈念致します。

●宮城 秦年 (聖護院門跡 門主)
 数万年後数百万年後であっても地殻変動は核廃棄物を地表に押し出す可能性があるでしょう。ヒマラヤの山塊がかって海底であったことが実証するように。地中に埋める以外に処理方法はないというような処理不可能の核廃棄物を生み出す原発を認めることは、未来の地峡を殺す罪を私たちは、犯していると言えましょう。「さよなら原発福井県集会inつるが」成功を祈ります。

●エッセイスト海老名香葉子
私3月9日、3.9平和の集いをおこなっています。上野の山にて東京大空襲でなくなった10万人余の供養と、上野中央いこいの広場に建立してあります平和の母子像に皆集まって、平和の祈念の会を行っています。個人でしていたことですし、碑も母子像も私個人で悲願かなってのこと。それに費やす経費も個人ですが、体験者が少なくなり寂しくなっていますが、年々参加する人が増え平和の尊さを目のあたりにしています。
 原発反対はもちろんですが、今は現地福島、宮城の人たちのお付き合いを一門、家族でおこなっていますので、(敦賀の)集会には参加できず、参加費も気持ちだけですがお許し下さい。