前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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長野県の森林活用計画、新幹線金沢開業みすえた観光施策などを調査

2014年07月15日 | Weblog
  昨日は福井県議会産業常任委員会の視察調査でバスで長野県へ。
長野県議会で、「信州F・POWERプロジェクトについて」「新幹線金沢延伸に向けた観光施策について」、長野市議会で「新1200万人観光交流促進プランについて」・・行政のみなさんからお話をお聞きしました。

 F・POWERプロジェクトは、全国43位にとどまっている人工林の素材生産量をいかすために産学官連携のプロジェクトとして大規模な床材を生産する木材加工施設と、そこから発生する製材端材などを有効活用する木質バイオマス発電施設を併設するものです。
 森林林業にたずさわる労働者を250人増やし、工場の雇用で65人程度を見込む、といいます。
 森林県の長野県が、みずからの地域の木材をみずからの地域で製品化し、まるごと伐採してきたアカマツ、ヒノキなどの製品にならない部分は発電の燃料で利用する、という「合理的な」計画です。
 ただ、林業人材育成などが課題、とのことでした。

 新幹線金沢開業にともなう観光計画については、首都圏から20万人、北陸から40万人、関西から20万人を誘客しょうという「鼻息のあらい」ものです。
 銀座にも10月に拠点をオープンするといいます。
 福井との連携についても、「相互交流で客を増やしたい。経済団体間交流もすすめたい」と話されました。
 なんと、福井県からの若い派遣職員が長野県庁の観光部局で仕事をしていたのには驚きました。

 長野市では、「現状は善光寺におまいりしたら、次の観光地に行ってしまう。長野市滞在は1時間ぐらい。そこでスローツーリズム。善光寺にも長くとどまってもらい、戸隠などほかのエリアにも行っていただく計画」「7年に1度の善光寺の御開帳。来年だ。600万人ぐらいくる」と。
 いい機会です。福井県や福井市も新幹線金沢開業後の福井宣伝の好機として位置づけてのぞむべきでしょう。
 長野駅も大改修、長野駅から善光寺までの参道も歩行者優先、ベンチの設置など工事がすすめられていました。「そぞろ歩き」で楽しめる参道空間づくりという大きなチャレンジに取り組んでいます。


 

 長野県議会では共産党議員団事務局にも立ち寄りました。あいにく議員の方とはお会いできませんでしたが、事務局の女性の方にご挨拶。知事選間近で猛奮闘中だとか。
 元信州大学農学部長で、田中県知事時代に公共事業評価監視委員会委員長として無駄遣いをチェックされてきた、野口しゅんぽうさんが「明るい県政をつくる県民の会」から出馬を表明されています。
 7月24日告示、8月10日投票。憲法を暮らしにいかす、新しい県政実現へがんばっていただきたいと思います。