前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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信州大学繊維学部内にある産官学連携のARECプラザを視察しました

2014年07月16日 | 福井県政
  昨日もひきつづき長野県での県議会産業常任委員会の視察調査活動でした。
長野市から上田市へバスで移動。30分ぐらいで、と見込んでいましたが、渋滞があり、倍以上かかってしまいました。

 信州大学繊維学部内にある産官学連携のARECプラザを視察しました。
上田市職員だった岡田基幸氏が、退職して「一般財団法人 浅間リサーチエクステンションセンターAREC」専務理事として活躍されています。

 信州大学は初めて入りました。5キャンパスで11000人の学生がいるそうです。
繊維学部には教職員とあわせ1700人がいます。

 岡田氏は、「いま、行政では継続して産業振興にたずさわっている人材が少なくなっている」としてみずからの歩みも説明されました。
 入居企業は14社で満室、新施設42室も予約入れて満室。会員企業は190社。年会費5万円。
 
 運営は家賃と会費収入のみでやっている、のはすごいことです。
具体的な成功事例の紹介もたくさんあり、産官学連携の強みが実感できました。企業のニーズを研究側が解決するだけでなく、研究者側のニーズを企業側が解決する例として繊維強化プラスチックリサイクルの紹介もされました。

 福井も県外へ進学した学生が帰福しない悩みが大きいのですが、この面でも、「首都圏・愛知・関西在住大学生と地元中小企業のマッチング事業――― 信州若者1000人会議」の取り組みもユニークだと感じました。垣根を低くしてアプローチしているようです。

 私もコーディネーターや資金調達、販路開拓の取り組みなどを質問させていただきました。上田信用金庫と連携して資金的課題の解消にも取り組んでいるそうです。

「これからは企画提案の時代です。これを議員が応援してほしい。市単位でなく、地域エリア単位の産業支援を。議員がコーディネートも」とのエールもいただきました。