「日国友の会」への投稿は、有島武郎作品を読んでて見つけた単語を中心に投稿してます。当時は外国語も流入してきたりして、新たな日本語語彙群形成の時期だったんじゃない? 現代の私たちには耳慣れない単語や用法が出てきてオモシロイ。
あと、漢語はすっげー難しいのも使いこなしてて、漢和辞典(あるいは、「infoseek マルチ辞書」)をしょっちゅー引く羽目になってる。
たとえば、調べがつかなかったのは、「輪声ヲ捨テズ」という表現。前後の文脈から、“電車の車輪が発する音が、昼夜を問わず鳴り響く”という意味らしーことはわかるんだけど、大漢和を見ても載ってないし、「日本国語大辞典」(小学館)を見ても載ってないんだよねー。他の人もこの言い方を用いてたら、当時の人(あるいは、知識人)にとっては普通の使い方、ってことになるのしんないけど、有島武郎だけだったら、彼の造語って可能性もあるのかなー。
あとは、「国語辞典はこうして作る」(松井栄一、港の人)に載ってた「薄らぐ」とか「浮き足だつ」とかの用例を見つけることができたら、おもしろいんだけどなー。
個人的には、連語とかコロケーションに興味があるので、そっち方面の投稿もしたいものだ……。