宿ちかき山田の引板(ひた)に手もかけで吹く秋風にまかせてぞ見る(後拾遺和歌集)
いほりさすそともの小田に風すぎて引かぬ鳴子(なるこ)のおとづ れぞする(嘉元百首)
人ぞなき月ばかりすむ小山田のなるこは風の吹くにまかせて(文保百首)
夜もすがらたえず鳴子の音(おと)すなり山田のいほを風や守(も)るらむ(新千載和歌集)
遠山田(とほやまだ)人なきよりも秋の夜はかりほのひたの音ぞさびしき(宝治百首)
あはれかなをちの山田にさ夜ふけてほのかに引板のおとばかりして(六百番歌合)
宿ちかき山田の引板(ひた)に手もかけで吹く秋風にまかせてぞ見る(後拾遺和歌集)
いほりさすそともの小田に風すぎて引かぬ鳴子(なるこ)のおとづ れぞする(嘉元百首)
人ぞなき月ばかりすむ小山田のなるこは風の吹くにまかせて(文保百首)
夜もすがらたえず鳴子の音(おと)すなり山田のいほを風や守(も)るらむ(新千載和歌集)
遠山田(とほやまだ)人なきよりも秋の夜はかりほのひたの音ぞさびしき(宝治百首)
あはれかなをちの山田にさ夜ふけてほのかに引板のおとばかりして(六百番歌合)