菱(ひし) 2011年06月02日 | 日本古典文学-和歌-夏 君がためうき沼の池の菱とるとわが染めし袖ぬれにけるかな(万葉集) みさびまじる菱の浮き蔓(つる)とにかくに乱れて夏の池さびにけり(夫木抄) みくさゐる入り江の菱のつるたえずこの世を深く思ふはかなさ(新撰和歌六帖)