monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

寄海恋

2011年06月16日 | 日本古典文学-和歌-夏

あら磯の岩うつ浪の玉ゆらもくだけてものを思はずもがな(信生法師集)

思ふことありその海に立つ波のよるよるかけてぬるる袖かな(永享百首)

棹(さを)させど底ひも知らぬわたつうみの深きこころを君は知らなむ(古今和歌六帖)

汲(く)みて知る人やなからむわたつ海のちひろの底のふかき思ひを(拾玉集)

わたつうみの浪の千尋(ちひろ)の底よりもふかき思ひのありと知らずや(文保百首)

わたつうみの千尋の底もかぎりあれば深きこころを何にたとへむ(続後撰和歌集)

コメント
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