monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

真砂(まさご)

2011年06月29日 | 日本古典文学-和歌-夏

万代(よろづよ)をかぞへむものは紀の国のちひろの浜の真砂なりけり(後拾遺和歌集)

むかしより思ふ心はありそ海(うみ)の浜の真砂は数も知られず(大和物語)

君がため思ふ心はありそ海の浜のまさごにおとらざりけり(宇津保物語)

わが恋はよむとも尽きじありそ海の浜のまさごはよみつくすとも(古今和歌集)

ありそ海の浜の真砂をみなもがなひとり寝(ぬ)る夜の数にとるべく(後拾遺和歌集)

いかにせむなほ世の中にありそ海の浜の真砂の数ならぬ身を(嘉元百首)