「十千(とち)」という単語は、「〔名〕一〇の一〇〇〇倍。一万。また、数の多いさまをいう。」という意味です。日本国語大辞典・第二版では、浮世草子『傾城禁短気』(1711年)からの例が添えられていますが、さらに、583年ほどさかのぼる用例があります。
恋遠人
ちへのほきとちのわたをもこえぬべしそれにおもれる心なりせば
(106散木奇歌集、第八・恋部下、1146)
『新編国歌大観3・私家集編1 歌集』角川書店、1985年、451ページ
「十千(とち)」という単語は、「〔名〕一〇の一〇〇〇倍。一万。また、数の多いさまをいう。」という意味です。日本国語大辞典・第二版では、浮世草子『傾城禁短気』(1711年)からの例が添えられていますが、さらに、583年ほどさかのぼる用例があります。
恋遠人
ちへのほきとちのわたをもこえぬべしそれにおもれる心なりせば
(106散木奇歌集、第八・恋部下、1146)
『新編国歌大観3・私家集編1 歌集』角川書店、1985年、451ページ
国文学研究資料館の電子図書館の中では、古典選集本文データベースの二十一代集を頻繁に利用していたのですが、しばらく使わなかった間に、システム統合されて、使いづらくなっていました。今までは、詞書のみ検索とか、特定の巻名、作者名などの詳細検索ができたのに、それができなくなっているのです。
横断的に古典文学を検索できるのは良いのですが、個別の詳細検索は復活させてほしいです。