「度(たび)」という語には「(連体修飾語を受けて)その時ごと。その時はいつも。たびごと。」という語釈があり、日本国語大辞典・第二版では、『平家物語』(13C前)からの例を早い用例としてあげていますが、250年以上さかのぼる用例があります。
遠き国へまかりける友達に、火うちにそへて遣しける よみ人しらず
このたびも我を忘れぬものならばうちみんたびに思ひ出でなん
(巻第十九・離別、1310)
松田武夫校訂『後撰和歌集(岩波文庫)』岩波書店、1945年、227ページ
「度(たび)」という語には「(連体修飾語を受けて)その時ごと。その時はいつも。たびごと。」という語釈があり、日本国語大辞典・第二版では、『平家物語』(13C前)からの例を早い用例としてあげていますが、250年以上さかのぼる用例があります。
遠き国へまかりける友達に、火うちにそへて遣しける よみ人しらず
このたびも我を忘れぬものならばうちみんたびに思ひ出でなん
(巻第十九・離別、1310)
松田武夫校訂『後撰和歌集(岩波文庫)』岩波書店、1945年、227ページ