ゆくとなき-こゑさへすすし-やまかけの-いはのとたえの-いさらゐのみつ
(春夢草~日文研HPより)
納涼
むすふまの手にまく水の玉ゆらも消えて夏なき山のいさら井
(草根集~日文研HPより)
(水辺納涼)
右 参議右近中将義澄
むすぶ手にはやくの夏ぞ忘らるる来(こ)ん秋風にいさら井(ゐ)の水
(文亀三年三十六番歌合~「新編日本古典文学全集49」小学館)
いさらゐははやくのこともわすれじをもとのあるじやおもがはりせる
(源氏物語・松風~国文学研究資料館HPより)
なき人のかげだにみえずつれなくてこゝろをやれるいさらゐの水
(源氏物語・藤裏葉~国文学研究資料館HPより)