たいしらす
はるしれと谷のほそみつもりそくるいはまの氷ひまたえにけり
(山家集_西行~日文研HPより)
なはしろの-しめかこひする-をやまたに-またひくものは-あせのほそみつ
(夫木和歌抄_信実~日文研HPより)
五月雨を 崇徳院御歌
五月雨は/たな井にもりし/さゝ水の/あせこすまてに/成にける哉/
(続古今和歌集~国文学研究資料館HPより)
水辺草花といふことをよめる 藤原能盛
ふく風にこはきか露のちるまゝにいてそひにける谷の細水
(月詣和歌集~続群書類従14上)
みそらゆく-かけをいはまに-うつしもて-つきにこゑある-たにのほそみつ
(正治初度百首_経家~日文研HPより)
氷未深
太山路(みやまち)や氷の下のささ水のさやくなかれもみゆる月影
(草根集~日文研HPより)
やまさとは-たにのほそみつ-つららゐて-いはうつなみの-おとたにもせす
(夫木和歌抄_師時~日文研HPより)
したくくる-たにのほそみつ-むすひあけて-いはうつよりも-きみはつれなし
(夫木和歌抄~日文研HPより)
(遣水)
かきなかす宿のさゝ水よもすから岩間行なる音そさやけき
(丹後守為忠朝臣家百首~群書類従11)